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★まるで実車!スペイン人ビルダーPere Tarragó氏の作るスケールモデル

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日本の場合、模型というとタミヤなどの模型をベースにして再現度をいかに高めていくか?というのが主流だと思いますが、そういうものに頼らず、フルスクラッチで金属から作ってしまう人がいるとは驚きです。

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スペインの小さな町(Molins de Rei)に住むPere Tarragó氏は、非常に優れたモーターサイクルビルダーだが、彼の素晴らしいバイクに跨る事は出来ない。なぜなら彼の作るバイクは5分の1〜6分の1スケールのスケールモデル(模型)だからだ。

 これらの模型はRevellやタミヤの製品ではない。ハッキリ言って、彼の作品は写真で見る限りでは本物とほぼ見分けがつかない。

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長年彼の作品製作のプロセスは他のビルダーと似たようなもので、旋盤を使ったり溶接をしたりというものであったが、この種の細かい作業に既存のツールは約に立たない事が多かったため、彼は自分のツールをも自作してしまった。

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彼の作品は写真を撮ることから始まる。そして実車からデカール類をコピーしていく。例えばクラシックバイクの部類に入るBultaco(ブルタコ)、Montesa(モンテサ)やMV Agusta、Moto Guzziなどだ。ブループリント(設計図)でしっかりした物を作った後で、実際の製作に取り掛かっていく。材料は鉄、アルミニウム、真鍮、ソフトなNappa leather(ナッパレザー)などだ。

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1週間後、仮組みの状態で各部のフィット感、ブレーキ、クラッチ、ホイール、トランスミッションの動作を行う。そう。彼が作るバイク達はほとんどの場合、こうした操作が可能なのだ。

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彼のいくつかの作品の中には、ブレーキレバーを操作するとドラムブレーキ内のブレーキパッドを押してブレーキが効くものなどがあり、フロントサスペンションの動作もするモデルがある。

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仮組みの後はいよいよ仕上げに入る。金属部分はポリッシュされた後、ニッケル&クロームでメッキを施されるもの、塗装されるものとに分かれる。これらの最終組付けには250〜400時間を要する。彼の作品については、彼のサイトで見ることが出来る。

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Motoscala Tarragó Maquetas Escala 1/6

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