★MotoGP2017 アレイシ・エスパルガロ「アプリリア移籍は心配だった。」
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スズキからアプリリアに移籍したアレイシ・エスパルガロ選手のインタビューです。マシンが彼のライディングにはより合っているとのことですし、結果的にはスズキからアプリリアに移籍したことは良かったんですね。
(Photo courtesy of michelin) バレンシアで11月にアプリリアを初操縦した後、アレイシ・エスパルガロは大きく安堵した。ノアレのアプリリアと契約した後、彼の心は疑いに満ちていた。彼はスズキのような優勝が出来る可能性があるバイクから、何の保証もないバイクに乗り換えたのだ。
アレイシ・エスパルガロ
「少し怖かったですよ。バウティスタもブラドルもバイクは曲がらずエンジンも非力だと話していて、心配でした。」
Q
「その代わりに見つけたものは?」
アレイシ・エスパルガロ
「1周目から好きになれる乗りやすいバイクでした。スズキほど軽快なハンドリングではなく、そのかわりに安定化が高いバイクでした。全体的には自分のライディングスタイルにはより合うバイクでした。」
Q
「それはなぜ?」
アレイシ・エスパルガロ
「自分はブレーキングばかりに集中しているライダーではないんです。そしてこのバイクはそういった操縦を許してくれません。昨年はそういったわけで常に転倒していました。体力を必要とされますが、安定性を求めればこれは受け入れざるを得ません。」
Q
「RS-GPの長所と短所は?」
アレイシ・エスパルガロ
「長所はブレーキングにおける安定性です。フロントはよりグリップがあります。ただパワーに関してと、立ち上がりでラインに乗せていくという意味でコーナー後半の改善が必要です。」
Q
「CEOは短い期間で素晴らしい成果を期待しているようです。」
アレイシ・エスパルガロ
「もちろん自分もアプリリアには、ただ走りに来たわけではありません。アプリリアは54回も世界タイトルを獲得しているメーカーです。プレッシャーもありますし、責任感も感じます。ただそれは普通のことでしょう。」
Q
「ローズはルーキーであなたが開発をリードする事になります。さらに責任感が増しますか?」
アレイシ・エスパルガロ
「いいえ。正直に言うと、アプリリアがこのチャンスを来れたから自分もそれを掴んだんです。過去にも成功していたように、バイクを良くして行くことは好きなんです。最初はART、それからチームフォワード。スズキでは2年前はビニャーレスはルーキーで、自分がその他の事を担当していましたからね。」
Q
「エアロダイナミクスに関しても作業が必要だと思いますが、ウイングレット無しというのはどのような感じなんですか?」
アレイシ・エスパルガロ
「正直なところ、スズキではあまり効果はなかったんです。ただバレンシアでアプリリアのウイングレットありと無しとを試してみましが、あまり大きな違いはありませんでした。」
Q
「オーストラリアでは新しいフェアリングを試していましたね。どのような感想を持ちましたか?」
アレイシ・エスパルガロ
「感触は良かったですよ。ただ、あのカウルがどこで助けになってくれ、どこでそうでないのかを理解する必要があります。」
Q
「チャンピオンシップ開始まで、あとテスト1つです。自分の中でのゴールは?」
アレイシ・エスパルガロ
「まず第一にレベルは非常に高いですね。速いライダーとバイクが揃っています。アプリリアも速く自分もハッピーです。まずはトップ10に入ることですね。それからトップ6のライダー達にシーズンを通じて近づく事ですね。」
Q
「今のところマルケスとビニャーレスは別格の走りをしています。」
アレイシ・エスパルガロ
「最速のバイクはホンダとヤマハで、最速のライダーがこの2人ですね。この2台をこの2人が象徴していると言えるでしょう。」
Q
「ビニャーレスに関しては驚いていますか?」
アレイシ・エスパルガロ
「いいえ。彼がMotoGPで育つのを見てきましたし、彼の走りを知っていますから。それに彼の若さはああいった素晴らしい走りをする助けになります。」
Q
「彼がガレージにいなくなったというのは嬉しいことですか?」
アレイシ・エスパルガロ
「いいえ。彼は未だに友人ですよ。昨年は厳しい状況でしたが、マーヴェリックが自分よりも前にいたからではありません。バイクの上で自信を感じられず、常に転倒していたからなんです。」
どうやら状況は変わり、アレイシはフレッシュな空気を吸い込んでいるようだ。