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★MotoGP2016イギリスGP 決勝プレスカンファレンス翻訳

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遅くなりましたが、イギリスGPの決勝プレスカンファレンスの翻訳です。スズキに9年ぶりの優勝をもたらしたマーヴェリック・ビニャーレス選手ですが、今年優勝出来るとは思っていなかったと語っており、初勝利はヤマハで挙げることになると考えていたとのこと。2位のクラッチロー選手は現在の好調の理由については「結局なんだかわからん。」ということのようです。3位のロッシ選手はマルケス選手との大バトルがありましたが、バトルの質がマレーシアのものとは異なっていたので、本当に楽しめたと語っています。 f:id:teletele916:20160908092844p:plain

ニック・ハリス

「シルバーストーンの勝者は21歳のマーヴェリック・ビニャーレスです。彼自身初めてのMotoGPクラスでの優勝、スズキにとっての9年ぶりの優勝となります。2位には再び表彰台を獲得したカル・クラッチロー。3位には素晴らしいバトルを繰り広げたヴァレンティーノ・ロッシ。さてそれではマーヴェリック、金曜に予感があったわけですが優勝を遂げました。」

イギリスGP優勝 マーヴェリック・ビニャーレス

f:id:teletele916:20160908093952p:plain 「ええ。チームと共に金曜にハードに作業をしました。ハードタイヤで周回数を重ねることを計画していました。彼らには感謝を述べたいと思います。バイクは完璧に機能しました。最初のレースからプッシュし、3コーナーから、後ろのライダーよりもブレーキでプッシュできることがわかりました。ただ、正直に言って素晴らしいライダーが集まっていますからこの結果は信じられません。ついに成し遂げることができました。本当に嬉しいです。」

ニック・ハリス

「最初のレースのあとに、1から全てをやり直すことになって大変だったと思います。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ええ。多くのライダーが新品のタイヤを履く中、自分たちはタイヤを変えずにレースを行いました。今日は自分たちのチャンスを信じていましたし、今日のライディングは完璧だったと思います。チームには再びお礼を言いたいと思います。昨日の練習走行と予選が鍵で、今日のために素晴らしいバイクを用意してくれました。」

ニック・ハリス

「初めてのMotoGPクラス優勝となり、信じられないような瞬間ですね。ここではMoto3でも優勝していますが、スズキにとっても9年ぶりの優勝となり、最高の日ですね。」

マーヴェリック・ビニャーレス

本当にチームのお陰で感謝しています。彼らは本当に努力してくれましたし、日本のスタッフにしてもそうです。もっと優勝したいと思いますし、次のレースもトップに立ちたいと思います。最後まで挑戦を続けたいですね。」

ニック・ハリス

「ミザノはすぐそこですから、祝っている時間はあまりありませんね。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「そうですね。ただチームに感謝して、同じようなレースしたいと思います。」

ニック・ハリス

「マーヴェリックありがとうございました。それでは2位のカル・クラッチロー。またしても素晴らしい走りでしたが、表彰台をかけた本当にすごいバトルでした。」

イギリスGP2位 カル・クラッチロー

f:id:teletele916:20160908094054p:plain 「ありがとうございます。あのバトルの1部としてお客さんを楽しませることができたのは嬉しいです。チームとホンダには感謝したいと思います。彼らは過去のレースから本当にハードに働いてくれました。今年は非常に難しい形でスタートしました。転倒もありましたし、バイクのフロントタイヤのフィーリングもよくありませんでした。ハードワークが報われたと思います。マルクとヴァレンティーノと素晴らしいバトルがありました。今日はマーヴェリックを祝福したいと思います。完璧にレースをコントロールしていました。本当にすばらしい走行でしたし、この4戦で4人の異なるライダーが勝利しているのはユニークで特別ですよね。ホームGPのファンの前で表彰台を獲得するというのは本当に良い気分です。

ニック・ハリス

「非常に厳しいシーズンスタートの後にドイツで2位、ブルノで優勝、ここで2位を獲得しました。大きな変化ですね。」

カル・クラッチロー

「正直言ってなんでだかわからないんですよね。バイクのフィーリングが非常に良くて自分の限界まで攻める事が出来るんです。自分の限界は今年のはじめに示した通りあまり良くないんですけどね。あとは予選のドライの一発のタイムに苦戦していて、特に金曜にトップ10に入って土曜のQ2進出を決めるのが大変なんです。今シーズンは他のライダーのスリップストリームを使う選手が多いですから、そういう中だと大変なんです。今現在は調子が良いですし良い状態です。今日はホームのファンの前で勝利出来て嬉しいですね。次のミサノはホンダには非常に厳しいサーキットで自分にとってもそうです。今日今までで最高の結果を得ましたけど、それで自分の歩みが止まるわけではありません。また来週も頑張ります。」

ニック・ハリス

「カルありがとう。それではヴァレンティーノ。3ポイントをマルケスから取り戻しましたが、その笑みは3ポイントのことではないでしょうね。今日のレースは本当に楽しかったようですね。」

イギリスGP3位 ヴァレンティーノ・ロッシ

f:id:teletele916:20160908094123p:plain 「もちろん3ポイントのせいではなくて、最後のバトルが楽しかったんです。ポイントは未だに50ポイントの差があります。こうしたバトルの後に表彰台を獲得するというのは、本当に楽しいしエキサイティングです。厳しい週末でしたから、ドライであれば苦戦するとわかっていました。ですから1コーナーから最終ラップまで、フロントローというアドバンテージを使わないといけないと思っていました。今日はクラッチロー、そして特にマルケス、イアンノーネとの素晴らしいバトルがありました。序盤のバトル、そして最後にかけても素晴らしいバトルがありました。確か自分が5位で、マルケスとイアンノーネがフロントにいた時に「こりゃ難しいな。」と思っていました。後ろにはペドロサもいましたから。ただ最後まで諦めず限界でライディングを行いましたが、最後にかけてはラッキーだったのもあります。難しい週末の後に、この表彰台は自分にとってもチームにとっても重要です。」

ニック・ハリス

「今日のような午後があるからレースを続けるということですよね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「はっはっは(笑)残念だったのはマーヴェリックが自分達を待っていてくれなかったことですね。こういうバトルは優勝をかけてやりたかったですから(笑)ただそれを差し置いても本当に楽しかったですね。」

ニック・ハリス

「最終はホームグランプリとなるミザノですね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「リスタートした後は最後まで良いレースが出来ましたので、こうしたレースの後にミザノを迎えるのは良いことですね。ただミザノは今シーズンの中でも最も重要な週末になるでしょう。自分のホームで多くのプレッシャーもありますが、素晴らしい雰囲気の中、多くのファンが集まります。トラックも好きですしヤマハのバイクも調子がトラックです。ただ異なるタイヤで迎える週末ですから、トラックにいくまではどうなるかわかりません。最大限努力する必要がありますし、そこからさらにもうひと踏ん張り必要です。」

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。それでは私からは以上です。フロアからの質問をどうぞ。」


Q

「この勝利をする前に、初勝利がこれほどのギャップを築いての勝利になると思っていました?これがあなたのキャリアで最高の瞬間と言えますか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

確かに最高の瞬間でしょうね。正直今年勝てるとは思っていませんでした。来年初勝利を目指すものと思っていました。本当にハードに作業をしてきたチームはこの勝利に相応しいと思います。この勝利は自分がスズキに出来る最高のことだと思います。」


Q

「こうした結果が残せるのはなぜでしょう?バイクなのか、フロントタイヤが徐々に良くなってきて多くのライダーが喜んでいますが、こうした事が関係あるのか?そして今日は新しいフレームでしたか?」

カル・クラッチロー

「ブルノでも新しいフレームを使ってましたけどね。単純にバイクへのフィーリングが良かったんです。フロントタイヤがどうこうということはありません。今日使用したフロントタイヤに関してはテキサスの頃からそこまで変わっていないと思いますよ。そこでは転倒してますからね。今日はスタートでタイムを失って、特にマーヴェリックに逃げられてしまいました。序盤はあまり快適ではなかったんです。あと確かに新しいフレームを使用していて、ホンダが評価してほしいということだったんです。ただこれもまた原因だとは思いません。古いフレームよりは0.1秒速いかもしれませんけどね。スタイルが少し違うだけなんですよ。前のレースでも頑張りましたし、4戦で66ポイントですかね。来週も挑戦しますけど来週は少し難しいでしょうね。現在キャリアの中でも良い調子だと思います。」


Q

「レース後半のリアタイヤの消耗というスズキの課題を解決したと思いますか?もしそうであれば、ヤマハに移籍するという決意が揺らいだりしますか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「今日は確かに自分は速かったですね。ただ決意は変えません。一度決意した事は100%ですから。金曜にタイヤを最後まで保たせる事が出来るようにハードに作業したんです。また、ブルノでもこの方向で一歩前進しましたしね。今日はフロントに本当に自信があって、いつものあまりアクセルを開けていくという感じでは無かったんです。恐らくフロントをもっと使用してリアをあまり使わないというのが良いんでしょうね。素晴らしい仕事をしてくれたチームには改めて感謝を述べたいと思います。エレクトロニクスの戦略もありましたし、タイヤもしっかりと保ってくれました。路面が熱い時もこうした結果を出したいですね。」


Q

「今日はドライでマルケスとバトル出来るようなタイムで走れると思っていましたか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「タイヤの選択が大きな違いを生み出したと思います。土曜の朝の後にマーヴェリックが凄いペースだというのがわかり、イアンノーネは速いながらもソフト/ソフトだとわかりました。ですから終盤にフロントが終わるだろうと思っていましたし、マルケスもフロントはソフトでしたね。正直彼がここまで速かったのは以外でした。練習走行の後で速いとは思いましたが、まさかここまで速いとは思いませんでした。フロントローの選手のタイヤチョイスは同じで、皆フロントにハードを履いていました。おそらく他のフロントタイヤを履いていたら、こんな走りは出来なかったでしょう。リアに問題を抱えるのはわかっていたんですが、レースでも同じような問題が出ました。マーヴェリックには遠かったですが、パフォーマンスとしては最後までバランスしていました。」


Q

「マルケスとイアンノーネどちらにより注意していました?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「マルケスですね。彼は自分を特別待遇してくれるからね。もちろんイアンノーネも大変でしたけど、ジョークは置いといて、イアンノーネともマルクとも、素晴らしいバトルが出来ましたね。非常に熾烈なバトルですけど、フェアな戦いでした。


Q

「フェアな戦いだったということですが、マルケスがランオフした時は非常に激しいバトルでしたから、良かったと思いましたか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「トラックから外に出たということはミスをしたということです。それでそのツケを払わなければフェアではありません。ただルールとしてはターマックの部分でランオフした場合、コースに戻る際は順位を上げて戻ってはいけません。これはどのライダーにも共通のルールです。マルケスは非常にアグレッシブですけど、昨年のセパンのバトルに比べると、今回のバトルは全く異なる種類のものです。どちらのライダーも前に行こうという共通の目的で走っていたわけですからね。さらに速く走ろうとしていたわけです。こうした違いがあったので今日のバトルを楽しめたんです。


Q

「来年を考えるとマーヴェリックの勝利に関してどのような事を思いますか?ロレンゾはいなくなるわけで、来年マーヴェリックを迎えることになるわけですが。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「まずはロレンゾはMotoGPクラスの中でも最も強く速いライダーだと言えます。来年は確かにマーヴェリックには心配しています。ただ今からではありません。彼のポテンシャルは既にわかっていますしね。今日は皆彼の勝利を語っていますが、MotoGPで働いている人達は、既に彼の才能については以前からわかっていますから。彼がヤマハと契約した時からリラックスは出来ないと思っていました。ただ彼の勝利には喜んでいますし、スズキも嬉しいです。スズキには多くの友人がいますし、素晴らしいチームですしね。」


Q

「昨日の練習走行から予選は雨の中で行われましたが、その中で施した変更はエレクトロニクスなのか小さな変更なのか、それとも全く異なるものでしょうか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「これは異なるベースセットアップです。後は少しエレクトロニクスに関してもそうです。これが今日の結果のカギとも言えるもので、FP4で22秒台だったんですが、その後にチームが30分で作業して予選3位を獲得出来ました。この位置でスタート出来ると簡単になるんです。オーストリアでタイヤが6周7周くらいで垂れてしまいました。とにかくチームに感謝したいと思います。練習走行から3秒も縮めて予選3位を獲得するというのは、本当に素晴らしいものです。」


Q

「ブルノではマルケスに対して53ポイントさと大きな差でしたが、現在は50ポイント差。今でもマルケスに対して巻き返しを図るにはポイント差がありすぎると思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ええ。同じ考えですね。53ポイントで50ポイントでも、50ポイントで1レース少ないか、53ポイントで1レース多いかという状態です。ただ正直あまり気にしていません。自分の目的は、シーズン終了まで、勝利し表彰台に登るということです。今の段階で十分にハッピーです。チャンピオンシップはまだわかりませんが、非常に厳しいと思います。


Q

「エレクトロニクスに関してシーズン前半と現在をどう比べますか?何が違うんでしょう?」

カル・クラッチロー

「そこまでは変わらないですね。最初のマレーシア、オーストラリアテストはホンダにはかなり厳しいものでした。エレクトロニクスに関しては昨日のプレスカンファレンスで、5レースほど前に前進したと語った通りです。多分バルセロナの前ですね。その時から基本的には同じ状態です。マレーシアとオーストラリアのテストでも色々と試しましたし、ホンダ全体として取り組んでいたものです。ただ今のところ見つける事が出来たのはほんの少しの部分で、まだまだ改善の余地が大きな分野だと思います。特にコーナーエントリーに関してはね。ですから作業を続けていきたいと思いますし、すぐに性能を向上させたいですね。」


Q

「今日は多くのオーバーテイクがありましたが、ミシュランはいかにゲームを新しいタイヤで変えたと思いますか?」

カル・クラッチロー

「今日は多くのオーバーテイクがありましたが、それが理由ではありませんね。ヴァレが話したように、マーヴェリックが自分達を待たずに先に行ってしまったのは残念ですね。皆でバトルを楽しめたのにね。まぁとにかく彼のライディングは最高でしたね。今回のミシュランのタイヤの組み合わせは、ライダーにとっては多くの選択のバラエティがありました。昨年などは週末にまともに使えるタイヤが1種類しか無いこともありましたからね。ただ単純にタイヤを無駄に使っていただけでした。こういうふうに選択肢があると、ソフトタイヤを選ぶライダーも、ハードタイヤを選ぶライダーもいるわけで、ギャンブルではなく、これが彼らにとってベストのタイヤということになるんです。Ducatiのソフト/ソフトというのは彼らには最適だったんでしょう。とにかく良い競争が出来るということです。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「カルに賛成です。ブリヂストンではもう少しブレーキングで突っ込む事が出来ました。ですからオーバーテイクをする際にはフロントタイヤを異なる方法で使うことも出来たんです。ただ今年のミシュランに関しては、だれもが異なるタイヤを選択出来るということなんです。ペドロサなんかはソフト/ソフトで、リアにハードを履いたマルケスと同じように速いわけです。昨年のブリヂストンはこんな感じではなくて、グリッドの全ての選手が同じフロントに同じリアを履いていました。ですから、これが理由で面白いバトルが展開されていると言えると思います。あとはエレクトロニクスですね。これがスズキ、Ducatiのバイクを助け、バイクのパフォーマンスは今や非常に接近していると思います。」


Q

「最初のスタートで完璧な走りだしでしたが、二度目のスタートで同じ事をするのはどれほど大変でしたか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「正直頭に来ていたんです。転倒したライダーが無事であることを祈りますが、最初のスタートは本当に良い走行が出来ていたんです。2コーナーでトップに立って後はプッシュしてプッシュしてという状態だったわけですから。二度目も悪くないスタートで3位ポジションから、ヴァレ、カルをパスすることが出来ました。今日は本当にバイクの調子が良くて、フルタンクだとブレーキが難しい事があるんですが今日は本当に良い調子で、フロントタイヤもうちのバイクは上手く温める事が出来たんでしょうね。それで自信を持ってライディングすることが出来ました。」


Q

「シーズン初めのマルケスは同じホンダで、まるで別の惑星から来たようなライディングをしていました。今日は同じ惑星でライディングをしているような感じでした。これは何らかのマテリアルによるものか、自信なのかなんでしょう?今日は全くマルケスと同じレベルでライディングをしていました。」

カル・クラッチロー

「確かにマルケスは最初からホンダのマシンに上手く乗っていました。ただ、今日は彼の選択したフロントタイヤは自分のものとは異なってもいます。彼が別のタイヤを選んだとしても、それで彼が自分の目の前からいなくなるとは思えません。彼はフロントタイヤよりもリアタイヤに問題を抱えているように思えました。もしかしたら両方かもしれませんが。自分はハードをフロントに選びましたけどね。確かに今日は自分のほうが良いライディングだったと思います。マテリアルという事で言うと、確かに彼のバイクは自分のバイクとは異なります。彼らのほうが少しアドバンテージがあるでしょう。自分が何らかのセッティングをした事で、それがアドバンテージとなるかもしれません。(※この訳はちょっと自信ありません。)ここにいるライダー達、またマルクとバトルをすることは素晴らしいことですが、マルクは彼自身の本来のスピードで乗ることが出来れば、そもそも別のレベルのライダーだと思います。というのも彼は困難な状況を本当に素晴らしい形でなんとかしてしまいますからね。特にホンダのバイクはそう簡単に乗れるバイクではありませんから。このバイクは特定のトラックでは本当にライディングが難しいんです。ただ彼はこうした違いを常に作ることが出来るんです。自分、ダニ、ジャック、ティトは彼が出来る事が出来ないんです。とにかくミサノではまたプッシュするだけですよ。」


Q

「今日はどの段階で今日は勝てると思ったのでしょうか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「最終ラップですね。正直今日はずっとプッシュしていて集中していたんです。重要だったのはミスをしないということでした。残り4、5周の段階では後方のグループとの差は4秒あり、自分が出来る限りベストを尽くし、スムーズに乗ろうとしたんです。」


Q

「アレイシと話していたんですが、スズキは非常に速いコーナリングスピードを持っているということですが、彼は他のライダーの後ろでスタックすることもあるようです。コーナリングスピードを使って他のライダーからコーナーで逃げる事は重要だと思いますか?またバトルの中で追いつかれた場合はより難しいと言えますか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「今日は確かにブレーキングが良い調子で、正直自分達のバイクはセクター1で本当に速かったんです。またセクター4でも強力なリアのグリップを感じていました。スライドもコントロールすることが出来ましたしね。ミサノは異なるサーキットですが、同様に高速コーナーもありますし、フロントで戦えると思います。アレイシも今日は7位でしたけど素晴らしい走りだったと思います。」


Q

「今日はあなたとスズキのどちらにとってより重要な日でした?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「自分のことだけを考えるなら自分ですけど、今日はスズキにとってもまた重要な日で、今日の勝利に彼らは相応しいと思います。冬の間もずっとテストをしてきて最後にこうしてレースで結果を出したわけです、本当に素晴らしい瞬間だと思います。」

ニック・ハリス

「皆さんありがとうございました。ミザノで会いましょう。」