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★MotoGP2017 リヴィオ・スッポ「新しいエンジンは上手く機能している。」

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マレーシアでは苦戦しているのかと思われていたホンダですが、フィリップアイランドではマルケス選手(2位)、ペドロサ選手(3位)、クラッチロー選手(5位)、ミラー選手(9位)も良い走りをしていました。なおリヴィオ・スッポはフィリップアイランドはウイングレットの使用には向かないと考えているようです。 f:id:teletele916:20170220043413j:plain マレーシアではいくつかの困難があったが、マルク・マルケスはオーストラリアで彼のパフォーマンスに関わる疑問を吹き飛ばした。マルケスは特にペースの面で驚くべき走りを見せた。再びマルケスのポテンシャルを見せつけたと言えるだろう。フィリップアイランドの3日間のテストの後にリヴィオ・スッポの顔には、満足と自信が伺える。この次は開幕戦の舞台であるカタールでのテストが待ち受けている。


Q

「マレーシアでは何かが機能していないようでした。ここでは全てプランどおりにいったようですね。」

リヴィオ・スッポ

「セパンでは3日間ポジティブでした。最初のセッションでは少し苦戦したかもしれませんが。フィリップアイランドはユニークなトラックです。昨年もセパンで問題が合ったにも関わらず速いタイムで走行が出来ました。」


Q

「マルケスはここまで速く走る事を期待していましたか?」

リヴィオ・スッポ

「マルクが速くなかったら驚いたでしょうね(笑)個人的には彼が苦戦するのを見たとしたら驚いたでしょう。1年前のマレーシアのようにね。」


Q

「昨年はソフトウェアの対応で忙しかったですよね。現在は高性能なエンジンがあります。これはホンダの強みですか?」

リヴィオ・スッポ

「新しいエンジンは上手く機能しているようです。改善が必要なエリアもありますが、このエンジンはトラックで6日間しか使用していませんからね。徐々にそのポテンシャルを理解しているところです。昨年と比較すると前進していますね。ご存知のようにバイクはパッケージです。エンジニア達はすべてのコンポーネントを上手く協調させたようですね。」


Q

「ホンダが未だに必要としているのはどんな部分だと思いますか?」

リヴィオ・スッポ

「各トラックでの戦闘力を見てみる必要があります。3日間のテストでバイクの調子を見るというのは、レースウィークエンドとは全く異なることなんです。」


Q

「いよいよシーズン開幕ですが、マルケスとビニャーレスの一騎打ちになりますか?」

リヴィオ・スッポ

「21年間この世界にいますが、テストで速いライダーがタイトル候補だと考えるものです。例を挙げるとグレシーニ時代のエドワーズです。彼は全てのレースを制するかに思えましたが、現実はそうはなりませんでした。これはマルケスとビニャーレスには当てはまらないでしょう。2人共レースでは優勝するでしょうからね。しかし、他のライダーの事を過少評価するのは早すぎると思いますね。今週はペドロサも戦闘力が高かったですし、イアンノーネもセパンで速かったですよね。面白いチャンピオンシップになるでしょう。」


Q

「ビニャーレスはマルケスほどのコンスタントさを発揮した選手は他にいないと話していましたが、これがマルケスのさらなる武器だと思いますか?」

リヴィオ・スッポ

「私はライダーではありませんが、マーヴェリックが言うのならそうなんでしょう。ここオーストラリアではマルケスは実に速かったですね。16周のロングランで1分28秒8を記録しています。この数字は彼が素晴らしい状態でアルことを示しているでしょう。」


Q

「別の日にジベルナウがアンチマルケスセオリー(※マルケス選手がチャンピオンシップ優勝候補であり、皆が彼に対して戦いを挑むだろうということ)は信じないと話していました。どう思いますか?」

リヴィオ・スッポ

「マルケスは非常に強いライダーです。ただ他にも強力なライダーはいます。何も保証されたものはないんですよ。このレベルのチャンピオンシップにおいては、誰かが優勝候補だとするのは浅はかでしょう。シーズン中間まで待つ必要があるでしょうね。」


Q

「熱があってもペドロサは速かったですね。彼はここでずっとスピードがありました。」

リヴィオ・スッポ

「ポジティブなサインです。彼は1日を無駄にした感じはありますが、ここは元々彼が得意なトラックではありません。向き変えが多いのでフィジカル面で要求が多いんですよ。彼の走りは嬉しくなりますね。」


Q

「オーストラリアではスズキとアプリリアがダブルフェアリングを使用していました。これについてはどう思いますか?」
リヴィオ・スッポ 「私はエンジニアではありません。前から言っていることですけどね。今までいろいろなエアロダイナミクスが現れては消えていきました。ケーシーですらこうしたウイングレットを使用していましたよね。ただその時はもっと小さなものでした。エアロダイナミクスに関しては常に皆が作業をしています。今や皆がウイングからもたらされたダウンフォースを再び得ようとしています。ただ、私はフィリップアイランドはこうしたウイングレットが機能しているかどうかを見ることが出来るトラックではないと思っています。」
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