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★ジジ・ダッリーニャ「ソフトタイヤはレースではアドバンテージとは言えない」

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レースの解説の中でもニック・ハリス達が同様の事を話していましたが、エクストラソフトタイヤ、ソフトタイヤは一発の速さは出るものの決勝距離で保たないという問題があります。来年はDucatiもタイヤに厳しいトラックで終盤のタイヤの垂れを気にせずにレースが出来ますね。
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DucatiのMotoGPチームは2016年にホンダやヤマハに対してソフトタイヤを使用出来るというメリットを失うという事が、メリットになるかもしれないと考えている。

他のトップのワークスチームは使用できず、オープンクラスのプライベーターに使用が許可されているブリヂストンのソフトタイヤを使用出来るという特別ルールが、Ducatiのように近年成功していないメーカーへの救済処置として途中から追加された。 Ducatiはこのルールに2014年、2015年にあやかり、合計で15回のフロントロースタート、3回のポールポジションを獲得した。

 
しかしレースの中でペースを維持するのはタイヤが後半に垂れることから難しく、予選の順位を決勝に活かすことが出来ないでいた。そのためジェネラルマネージャーのジジ・ダッリーニャは2016年にホンダやヤマハと同様のタイヤ割り当てとなる事がむしろボーナスになると考えていた。
 

ジジ・ダッリーニャ

「今年使用する事が出来たソフトタイヤを来年使用する事は出来ませんが、予選においては特に我々を助けてくれました。しかし、レースの中ではアドバンテージとは言えず、時には(※レースの中で)最適なタイヤを使用する事が出来なかったのです。そうしたタイヤをテスト出来なかったので確実だとは言えませんが、ほとんどのトップのワークスライダーが一番ハードなタイヤを使用している状況においては、それが最適な選択だったのではないでしょうか?我々はそうしたタイヤを使用出来ませんでしたが、将来は過去の状況よりも良くなる可能性があります。」
 
今までのルール下ではDucatiはヤマハやホンダにとっての一番やソフトなタイヤと、彼らが使用出来なかったエクストラソフトのタイヤを使用できた。しかし、そうしたタイヤの選択肢の中では、レースウィークの中で最もハードなタイヤを使用する事は出来なかった。
 
Ducatiはまたエンジン開発の自由、他のワークスチームがレースウィークに22Lだったところを24Lの燃料を使用出来た。なお、この特別ルールは2015年シーズン中に3ポイントのコンセッションポイントを取得すると失われる。
 
しかしダッリーニャはDucati(※シーズン中は最も強力なストレートパフォーマンスを誇っていた。)は2016年から同量の燃料を使用する事になっても、それが不利益になるとはいささかも感じていない。
 
「現在我々は22Lを使用しています。来年も同じ容量を使用出来ますので、この分野に関してはバイクの開発の必要性はありません。率直に言ってエンジンパフォーマンスの面では来年のはじめの段階からアドバンテージがあると思いますね。」