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★MotoGP2016年レギュレーションについて

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少し前にMotomattersで解説されていた2016年のレギュレーション変更に関しては、少しわかりにくかったですが、よりわかりやすく解説されている記事があったのでご紹介します。タイヤに関しては本数が多くなってインターミディエイトタイヤが復活するということで、レース運びが面白くなりそうですね。

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2016年にMotoGPクラスのバイクはMagneti Marelliのハードウェアとドルナが提供するソフトウェアを使用する。共通のエレクトロニックパッケージの使用はオープンクラスとファクトリークラスのバイクが無くなることを意味する。

レースのリスタートについて

中断されたレースをリスタートするのにかかる時間を短縮するために全クラスで新しい手続きが取られる。これはサイティングラップ前のピットレーンで過ごす時間の短縮化となり、ウォームアップ前のカウントダウンも短くなることを意味する。(エンジンは停止する必要はなく、ライダーにつき1人のメカニックがグリッド上にいることを許可される。)Moto3とMoto2クラスでは1回以上のレースの中断があった場合、レースの長さは3分の2となる。但し最低周回数は5周とする。例えば最初の中断でレースが再開された時に、周回数はオリジナルの3分の2になり、2回目の中断、リスタートがあった場合は1回目のリスタートのレースの長さの3分の2となる。但し常に最低周回数は5周となる。残り5周以下の状況でレースがリスタートとなった場合は、最低周回数を5周とした状態でレースディレクションによってレースの長さが決定される。

 

Track Familiarisation(トラックの予習)

全てのクラスでライダーがトラックに慣れるために使用する車両はMotoGPクラスと同じ排気量で良いという改正がされたが、これは通常の市販用に認証されたマシンのみを使用出来る。

 

規定数以上のエンジンを使用した場合のペナルティ

Moto3とMotoGPクラスで1つ以上の予備エンジンを1つのレースウィークで使用した場合、2つ目の予備エンジンからペナルティが課せられ、予備エンジンは次のイベントに繰り越されることになる。

 

ライダーの安全装備

ヘルメット、レザースーツ、ブーツなどのメーカーとの協議の中で、ライダーによって使用される特定の装備の使用が認められるようになった。コントロールやテストについての手続きも許可される。

 

MotoGPクラスのタイヤ

ライダーは10本のフロント、12本のリヤタイヤをレースウィークで使用出来る。レインタイヤはフロント、リヤ7本ずつ使用可能となる。(昨年は5本ずつ)インターミディエイトタイヤが復活。フロント、リヤそれぞれ3本ずつ使用可能となる。

 

MotoGPクラスのエンジン割当について

今までメーカーは異なるライダーに使用されることを考え、エンジンに3種類のスペックを用意していた。今回特別待遇を受けられなくなるメーカーは最初のシーズンに追加で異なるスペックのエンジンを用意出来るという事になった。但し異なる仕様のエンジンの最大数は、そのメーカーがサポートするサテライトチームの数によって決定される。その決定方式としては下記のとおり。

  • 1つのファクトリーチーム+2つのサテライトチームの場合=3つの異なるスペックのエンジン。
  • 1つのファクトリーチーム+3つのサテライトチームの場合=4つの異なるスペックのエンジン。
  • 1つのファクトリーチーム+4つのサテライトチームの場合=5つの異なるスペックのエンジン。

 

MotoGPクラスレギュレーション

今までのオープン、ファクトリーというクラス、マシンのタイプの違いは消滅する。

 

Moto2クラスレギュレーション

チームはFIMのウェブサイト上で認可されているデータロガー、センサー類について確認出来る。スロットルのコントロールに関しては、グリップとケーブルの機械式とされる。


Moto3クラスレギュレーション

特定のシャーシパーツをパフォーマンスパーツとして承認が必要とするという既存レギュレーションが存在するが、レギュレーションが変更され、承認されたパーツのみを使用できるという内容に変更となった。また、オフィシャルサプライヤーから供給されるオイルのみがエンジンのクランクケース、ギアボックス、クラッチを含む全てのエンジンパーツに使用出来る。

 

Moto3、Moto2クラスのオフィシャル燃料サプライヤー

トタルElfがオフィシャルで認証された燃料サプライヤーとなる。

 

メディカルコード

FIMとその他のMotoGPメディカルスタッフと共に改められたメディカルコードは承認された。

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