★アメリカ市場 10年で女性ライダーの数が2倍に
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アメリカで女性ライダーの数が増えているとのこと。女性が好むバイクのタイプとしてクルーザータイプが多いのは頷けますが、スクータータイプを好むライダーがかなり多いのは驚きですね。スポーツタイプのバイクも10%の女性が乗っているというのがアメリカらしいですね。
二輪業界評議会(MIC)が直近で行った調査によると、1998年には全米バイクオーナーの8%だった女性オーナーが14%に上昇したという。
BMW USA サラ・シルキー
「より多くの女性がバイクに乗るようになっています。現在9,200万人のオーナーの中で、ここまで女性の比率が高まったことはありません。実際女性オーナーの数は2003年から2014年にかけて2倍以上になっています。そして2014年には3,000万人以上のアメリカ人がバイクに一度は跨ったことがあり、一度はバイクに乗ったことがあるという結果が出ています。そしてこの4分の1が女性ライダーなのです。」
若いライダーになると女性の比率はさらに高まる。1961年から1981年に生まれたジェネレーションX世代は17%以上、そして1980年代から2000年代前半に生まれたジェネレーションY世代は17.6%となっている。また今回の調査はどのようなバイクを女性が好むかも明らかにしている。34%の女性ライダーがクルーザータイプを選び、33%の女性ライダーがスクータータイプ、10%の女性ライダーがスポーツバイクを選択している。また彼らがバイクに乗る理由のトップ3として「楽しみ、気晴らし」「自由を感じるため」「アウトドア、自然を楽しむため」という理由を上げている。バイク購入の段で重視する要因としては「燃費」「試運転が出来ること」が最も重要な要因とされている。
また女性ライダーは安全性をより重視する事が明らかになっており、男性ライダーの42%に対して60%の女性ライダーがモーターサイクルセーフティーコースを受講している。ある州のトレーニングプログラムによると、生徒のうち30%が女性だという。
その他の調査結果について
・女性ライダーの年齢の中央値は39歳。なお男性の場合は48歳となる。
・49%の女性ライダーがショップにバイクを持っていくよりも、自分自身でメンテナンスを行なうか、メンテナンスが出来る友人を持っている。
・57%の女性ライダーが中古車よりも新車を好むと回答
・49%の女性ライダーが既婚である。
・47%の女性ライダーが大学もしくは大学院の学位を取得している。
なお、MICのオーナーサーベイ(調査)はメンバーにはフリーであるが、メンバーでない場合は$12,500で購入出来る。二輪業界評議会(MIC)は政府との関係性、コミュニケーションやメディアとの関係性、統計と調査、アフターマーケットでのプログラム、データによるコミュニケーション、バイクの技術に関連した活動、規制などの問題などを通じてバイクに乗る行為を広めて守っていくために存在する。また、非営利団体としてMICはATV、バイクなどのメーカー、ディストリビューター、販売店、パーツやアクセサリー、保険、ファイナンス、投資会社、メディア、コンサルタントなどを代表してライダーをサポートしていく。