気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★グランプリコミッション MotoGPクラスのレギュレーション変更を発表

Sponsored Link

発表自体はすこぶる前でしたが、グランプリコミッションがMotoGPクラスのレギュレーション変更を発表しました。しかし、エンジンスペックを3種類用意してライダーが開幕までに選ぶというのは面白いですね。記事中のコンセッションポイントシステムというのは、優勝に3ポイント、2位に2ポイント、3位に1ポイントが割り振られるものです。なお2016年から全チーム燃料が22Lとなり、タイヤも共通となりますが、エンジンの数はファクトリーチームで年間7基、優遇処置を受けるスズキやアプリリアは9基で、開発もファクトリーの選手で出来るという点が異なります。

(※詳細は過去記事参照)

motomoto.hatenablog.com

f:id:teletele916:20150701220539p:plain

グランプリコミッションは、金曜日にDucatiの優遇処置の2016年での終了、レギュレーションの変更について発表を行った。 

MotoGPクラス テクニカルレギュレーション

  • 2015年に優遇処置の適応を受けているメーカーは、天候に関わらずレースにおいて6ポイントのコンセッションポイントを獲得した場合、翌シーズンより全ての優遇処置を失うものとする。
  • なお、Ducatiは今シーズンに既に6ポイントのコンセッションポイントを獲得しているため、2016年より全ての優遇処置を失う。

2016年のエンジンアロケーション

  • コスト削減の観点から、メーカーは前年の規定に沿ったエンジンを使用してもよい。但し新しい規定に沿っていることが条件。
  • それぞれのメーカーは最大で3種類のエンジンをシーズン初戦までに用意出来る。
  • シーズン初戦までに各ライダーは年間を通じて使用するエンジンを決定しなければならない。
  • これはファクトリー以外のライダーが、違う種類のエンジンを使用する可能性がある事を意味する。
  • メーカーは1チームをファクトリーチームとして扱い、このチームのライダー達は同一の種類のエンジンを使用しなければならない。 

エレクトロニクス、センサー類について

  • 共通ECU、統一ソフトウェアの使用により、認可されたセンサー、フリーデバイスのみがECUに接続できる事となる。
  • デバイスの詳細はFIMのオンライン・グランプリレギュレーション上で公開される。

競技レギュレーション

  • 安全の観点から、チェッカーフラッグの後にメインストレートで停止する事は禁止とする。

医療コード

  • コミッションは医療サービスの体系の変更を認め、マネジメントにおける権限の変更、地元医師の積極的な関与を認める。

http://www.motogp.com/en/news/2015/06/27/grand-prix-commission-announces-technical-changes/178856