★フィリップアイランドテスト2日目 マルケス「チャンピオンシップを見据えて作業している」
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テスト2日目には合計で107周もの走り込みを行ったマルケス選手。何か小さな問題が残っているようですが、明日はガレージでの作業時間を増やすとしていますので、電子制御周りのセッティングなどを詰めるのかもしれません。 (Photo courtesy of michelin)
この日マルケスは全107周(※476km!)を素晴らしいペースで走りきった。2位という結果ではなく、そのペース維持こそが素晴らしいと言えるのだ。
マルク・マルケス
「今日は沢山の仕事をこなしたので少し疲れましたね。ただ昨日も話していたように、まだ足りないものを見つける必要があるんです。今日はコンスタントに走りミスをしないようにしました。情報が必要だったので今日は最後のほうに15周のロングランを2度行いました。引き続きハードに仕事を続けます。小さな問題があって、その原因を探る必要があると思っています。」
Q
「何が問題なのでしょうか?」
マルク・マルケス
「それがわからないんですよ(笑)エンジン、電子制御に原因を探しているんですがまだ特定出来ていませんし、どうすれば直せるかもわかっていないんです。」
Q
「今回はクルーチーフのサンティ・エルナンデスが不在ですが、これが仕事に及ぼす影響については?」
マルク・マルケス
「彼がいないと大変ですね。彼がガレージにいるのが当たり前ですから、彼がいないといかに彼が重要な存在であるかに気付かされます。ただ良いことは自分が素晴らしいグループの中にいるということです。サンティは連絡はくれるんですが、あまり良く眠れていないんじゃないでしょうか(笑)」
Q
「昨日はヴァレンティーノがあなたがハードルを設けたと話していました。ただあなたは問題を抱えていると話している。これはないか戦略的なものですか?」
マルク・マルケス
「いやいやそんなことはありません。既にレースの準備が出来ているんだとしたら、107周も走りませんよ!小さな問題の解決策を探すために走り込んでいるんです。自分もコンスタントでしたが、マーヴェリックのほうがコンスタントだったと思いますよ。」
Q
「ビニャーレスのタイムに対抗する気はあったんですか?」
マルク・マルケス
「自分はあくまで自分の作業をしていました。2015年にウインターテストでは何かに勝利するなんてことはないんだと学びました。今日はマーヴェリックが速かったですが、1周だけの出来事ではありませんでした。自分はチャンピオンシップを見据えて作業をしていますし、作業内容には満足していますよ。」
Q
「今年はMotoGP5年目ですが、どのようなシーズンを予想しますか?」
マルク・マルケス
「タイトル争いをすることに対するプレッシャーがあります。それは受け止めなければなりませんし、自分達のバイクがすぐに戦闘力を発揮出来るか、すぐに攻められるのか、少し待つ必要があるのかなど、どうなるかですね。
Q
「ミシュランが持ち込んだ新しいタイヤは既に試すことが出来ましたか?」
マルク・マルケス
「フロントタイヤを1本だけですね。時間が無くてリアタイヤを試す事は出来ませんでした。優先事項は2本のロングランをすることだったんです。」
Q
「明日の予定は?」
マルク・マルケス
「内容は少し異なります。周回数を減らしてガレージでの作業を増やします。ただ、まだやるべき事はあります。」