★フィリップアイランドテスト2日目 ロッシ「午後の作業は時間の無駄だった」
Sponsored Link
この日38歳となったロッシ選手の結果は芳しくないものでした。特に午後にM1に加えた変更は完全に方向違いだったようで「時間の無駄だった」と言い切っています。シーズン中のビニャーレス選手との関係も気になりますね。 (Photo courtesy of michelin)
38歳の誕生日を迎えたロッシにとってこの日の順位に関して嬉しい驚きはなかった。昨日は午前中に苦戦し午後に結果が出たわけだが、今日はその反対だった。M1に施した変更はストップウォッチが間違った方向であったと示していた。ロッシは8位となり、チームメイトから0.8秒差となった。
ヴァレンティーノ・ロッシ
「フィリップアイランドで良い天気で一日中M1に乗れた事自体は、難しい内容であったとは言え良いプレゼントですね。」
Q
「今日は何が起きたのでしょうか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「昨日よりも苦戦しました。特に午後ですね。今朝はそこまで悪くなかったんです。実際のところ昨日よりも感触は良くて良いペースでした。簡単に改善出来ると思っていたんですが、バイクに大きな変更を加えたところ良い感触ではなくなってしまったんです。ロングランをしようとしたんですが、速さが足りず苦戦しました」
Q
「何をしようとしていたんでしょうか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ペースを改善しようとしていました。特にユーズドタイヤを使った時のタイムですね。風に邪魔をされてしまいました。午後にやった作業は完全に時間の無駄でしたね。」
Q
「改善策はあるんですか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「明日は新しい方向性に進む必要があります。今日の午後は戦闘力がありませんでしたからね。目標は1周のタイムを向上することとロングランをしてペースを理解することです。」
Q
「今日は新しいフェアリングを使用していませんが、その理由は?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「このトラックでは旧型のカウルのほうが良いですね。ここは独特なトラックです。高速で風が多いのでスタンダードフェアリングのほうが良いんです。フェアリングもセットアップの一部になると思いますね。新しいカウルはいくつかのトラックでは良いでしょう。またスタンダードのカウルもまた別のトラックでは良いという具合になるでしょう。」
Q
「フレームに関しては明確なアイディアがありますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「新しいほうが好きです。明日にもしかしたらさらなる比較をするかもしれません。」
Q
「ビニャーレスがまだフロントにいます。心配になってきていますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「マーヴェリックは本当に速いですね。彼はヤマハに乗り始めた時から良い感触を得ているようで、M1の上で快適そうです。彼を負かすのは間違いなく難しくなるでしょう。ただ最近ロレンソを負かすのも同様に難しかったですから。」
Q
「今日は彼を数周追っていましたが、将来の戦略になにか役立ちますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「もちろん(笑)誰かに追われれば緊張しますからね。シーズン中にどちらかが速いという事があれば、互いに相手を助けるということが出来るでしょう。」