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★MotoGP2017セパンテスト ポル・エスパルガロ「RC16はフィジカル面で要求が多い」

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慣れ親しんだM1からKTMへの乗り換えで、色々とテストを行っているポル・エスパルガロ選手。KTMはかなりの暴れ馬だそうで、アグレッシブなライディングでこそタイムが伸びるようですが、レース距離を考えると改善が必要とのことです。 f:id:teletele916:20170203112131j:plain (Photo courtesy of michelin)

ヤマハでのスィートはハンドリングに慣れ親しんだポル・エスパルガロは、体力的に厳しいセパンでのテストの後、KTMは暴れ馬のRC16を少ししつける必要があると感じている。エスパルガロは月曜日に良いペースで走行していたが、結果は16位タイムとなり、アプリリアから0.1秒遅れという状況だった。その後エスパルガロはポジションを改善できず、総合21位でマレーシアを去ることとなった。彼自身アグレッシブなスタイルであるため、エスパルガロはKTMがアグレッシブなライディングを必要とすることを喜んでいた。彼によるとプッシュすればするほどラップタイムが良くなるが、レース距離を考えるとそれは難しいという。

ポル・エスパルガロ

「今まで乗っていたバイクとは随分違います。フィジカル面に要求が多いんです。フルレースシミュレーションに近い距離を走りました。タイヤもかなり使って良い仕事をしたと思います。ただ、このバイクは完全に(M1とは)乗り方が違って、ワイルドに乗る必要があるんです。それは非常に疲れますし、エレクトロニクスがあってもバイクの動きがさらに大きくなっていってしまうんです。バイクを体でホールドする必要があって、本当に大変なんです。ラップタイムがそれで出て来るので、KTMはそういったバイクなんでしょう。クレイジーなラップだとタイムが出るんです。ただそれでコンスタントに走るとなると非常に難しいですね。今日はその部分の改善を試していたんです。1周だけのタイムじゃなく、ユーズドタイヤでコンスタントなタイムを記録しようしていました。これが現状最も重要なことです。1周は良いタイムで走れるんですが、その後はバイクがとてもアグレッシブになってしまうんですよ。ただこの面で大きな前進しました。」


エスパルガロは3日間でガレージを埋め尽くすほどのNEWパーツを試した。その中には3種類のチューブラーフレームも含まれていた。エスパルガロはそのうち2つを気に入り、KTMのエンジニアが次回のオーストラリアまでにこの2つを合わせたものを用意してくれることを望んでいる。

ポル・エスパルガロ

「シャーシに関しては良い点と悪い点がありました。フィリップアイランドに向けてこの2つを組み合わせられればと思っています。彼らはこういった事が出来ます。KTMはこのスペックのシャーシをフィリップアイランドに持ち込んでくれます。どうなるかですね。自分はブラッドリーよりも多くのテストをこなしました。シャーシもそうですしね。テストの最後の1時間レースシミュレーションをしたことで少し考えが変わりました。ただ、明らかに1つのシャーシに関しては素晴らしいものがありますし、良いパーツもいろいろとあります。それらをミックス出来ると良いですね。そう出来たら最高ですけど、言うほど簡単ではないですね。そうは言っても2つのシャーシに関してはある部分の改善が必要です。」


「2017年の自分のバイクはこれですとはまだ言えませんし、こうした変更でどうなるかまだわかりません。1台の完璧なバイクを夢見ているんですが、まだまだ遠いです。コーナー出口でスロットルを開けた時の反応が良いシャーシがあり、もう1つは軽量でコーナーでさらにバンク角が稼げるんです。コーナー出口で良いほうのシャーシはさらに改善が必要なんですが、コーナーで良いほうのシャーシも同様なんです。ただ最終的にはKTMは2つのシャーシに関して良い内容を見つける事が出来ましたし、これは彼らが分析してそれに対して作業を行うという意味で良い方向性ですね。」
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