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★MotoGP2016オーストリアGP 2位ドヴィツィオーゾ「自分はリスクを冒さなかった」

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遂にDucati優勝、Ducatiワン・ツーとなりましたが、2位のドヴィツィオーゾ選手は全く嬉しくなさそうです。タイヤ選択を誤った事もそうですが、来年ファクトリーチームからいなくなるイアンノーネ選手に2010年以来初めてとなるDucati優勝の栄光を奪われた事が相当にショックだったものと思われます。

Q

「2007年のフィリップアイランドでケーシー・ストーナーとロリス・カピロッシがワン・ツーを獲得して以来初めてのDucatiの1、2獲得でしたが、今日はガッカリしているようですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

f:id:teletele916:20160815080149p:plain 「テスト、今週末に素晴らしい形で作業が出来ましたし、バイクのフィーリングは本当に特別だったんです。ブレーキングではイアンノーネよりも良かったので最終的には彼をオーバーテイク出来ると思っていました。ただ彼のように自分達はリスクを冒さなかったんです。彼はリアにソフトタイヤを選択したんですよね。自分達で下した決断ですが、完璧な決断ではありませんでした。最後に100%でプッシュしたんですがタイヤの右側が彼のマシンほどにグリップが無く、ブレーキングでパス出来るほどに接近出来ませんでした。ガッカリしていますが、Ducatiにとってはとても嬉しいことです。自分がDucatiに加入した時は状況は最悪で自分達は4年苦しんできたんです。本当に多くの人が膨大な量の作業を進めてきました。この状況を作り上げてくれた全ての人に感謝を述べたいですね。」

Q

「イアンノーネがソフトのフロントにミディアムのリアを選んだのは素晴らしい決断でしたが、あなたはレースの中で使うとは思わなかったのでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

フロントはフィーリングの問題なので違いを生み出す原因にはなりません。昨日はソフトだけ試していたんです。というのもそれで問題なさそうでしたからね。その日の終わりにミシュランがタイヤをカットして、タイヤの消耗度合いに関して「これではレースを完走することは出来ない」と話していて、それで心配になり安全なほうでいくことにしました。自分達のスピードがライバルよりも上回っていましたから、こうした決断をしたんです。」

Q

「Ducatiが優勝するのは2010年以来、ワン・ツーフィニッシュは2007年以来ですが、これだけ長い期間の後の勝利は、ファン、マネジメント層にとってはどのような意味を持つと思いますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「本当に本当に大きな意味があると思います。特にDucatiにとってはそうですね。勝利というのはいつも何かの変化のきっかけなんです。表彰台は何度も獲得していますが、勝利は本当に大きな意味があります。このプロジェクトの一員であるという事を本当に誇りに思います。」

Q

「チェコのブルノでレースウィークを迎えるのに5日という状況ですが、Ducatiはレースへの自信をつけたと思います。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ヤマハが自分達に接近してレースを完走出来ているわけですから、まだ何かが足りないと思います。ブルノでは不利になりますが、過去は毎回何かしらバイクを向上させることが出来ていますから、今までよりも接近出来ると思います。」