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★MotoGP2016ヘレスGP ロッシ「ウイングレットは多少役に立つ」

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昨年よりも良い形でセッションをスタートしたロッシ選手。ウイングレットには中立の立場を取りつつも、フロントの接地感が増すという事で、ウイングレットはつけたままセッションを進めるようです。

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ヴァレンティーノ・ロッシは初日に5位でスタートし、昨年の13位よりも良い形でスタートした。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「最初から非常に戦闘力が高かったので非常に満足しています。バイクのフィーリングも良いですしね。今朝は非常に戦闘力が高かったですね。トラックのどの部分でもそうでしたし、タイヤは一度も変えませんでした。オールドタイヤで走行していましたので、15周から20周のタイムを理解することが出来ました。リヤのホイールスピンが多かったもののバイクのフィーリングは良く、ペースは本当に良かったですね。」
 
ロッシは今朝はずっと3位ペースであり、チームメイトのロレンゾからは0.7秒遅れで、現在チャンピオンシップをリードするマルケスが2位タイムとなっている。


ヴァレンティーノ・ロッシ

「今の段階で速いのはロレンソとマルケスです。彼らはいつもどおりに速いですよね。でも自分もそこまで離されていません。昨年は最適なバランスを見つけるのにもっとトラブルがありました。今年はチームと共に最初から、良い形で動けていると思います。」
 
ロレンゾは燃料タンクが後ろにあるタイプの2016年型M1を試した。
 

ヴァレンティーノ・ロッシ

「今日はロレンゾがタンク位置を変えたものを試し、自分が異なるセッティングを試したんです。自分のパフォーマンスとバイクには満足していますね。ロレンゾのコメントがどうなのかはわかりませんが、ボックスに戻ったら明日自分達もテストする事になるのか確認してみようと思います。」
 
タンク位置が異なることがスピンの軽減に役立つのかという質問にロッシは「それはあるかもしれません。ただ、ここではスピンの量が多いので これは皆に共通だと思います。」と答えた。スピンの量は、ミシュランがアルゼンチンのスコット・レディングの事故の後に投入した強固な構造の、タイヤが助けになるわけではない。これはある意味安全のための代償と言える。
 

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ブリヂストンのタイヤでもこうした問題が出ていましたね。ハードな構造のタイヤによって問題がトラクションを悪化させています。ただ安全第一ですから、100%安全である事が重要です。タイヤがバーストする危険性は冒せません。このタイヤだとパフォーマンスが少し低く、スピンが多いです。ただ乗りやすいですし、安全のために良いのであればこれに従います。」
 
もう1つの安全上の課題はウイングレットだ。今やスズキとアプリリアも追従したことによって、グリッド上の5つのメーカーがウイングレットを装備している。
 

ヴァレンティーノ・ロッシ

「全てのメーカーがウイングレットを使用するか廃止するかを話し合っていますね。自分はオープンな立場ですけど、個人的にはウイングレットはないほうが良いですね。フロントの接地感が僅かに増します。スロットル全開の時に接地感がより高いですね。ここでは最終コーナーのフロントグリップが高いと良い形になるんですが、それだけです。今朝は羽根なしで、午後は羽ありで走ったんですが、ウイングレットは残そうと思います。少しは役に立ちますからね。」
 
ロッシは、オースティンでは2014年のアラゴン以来となる転倒となり、チャンピオンシップでマルケスに33ポイント差となっている。
 
By Peter McLaren