★マルケス ダートトラック練習中に左手小指を骨折
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マルケス選手やってしまいましたね。ここで一旦戦線離脱するとなるとチャンピオンシップの行方はだいぶロッシ選手やドヴィヅィオーソ選手に傾く事になるので、なんとしても出走してくるとは思いますが、ペドロサ選手がどうなるかも含めて今週のヘレスはホンダにとっては厳しい戦いになりそうです。
マルク・マルケスがダートトラックの練習中に左手小指を骨折した。骨折の詳細は左手小指の基節骨（※画像の緑色の部分）の変位骨折となる。これは拳の手前の部位の骨折ということになり、手の中の拳側と指側の骨が動いてしまうことになる。
マルケスはバルセロナで多くのGPライダーやWSBKライダーの手術経験を持つドクターミールの元で手術を受け、骨をチタンプレートで接合する手術を受けた。整形外科医のテキストブックによると、基節骨の骨折は”手の骨折の中で最も手の操作に制限を受ける骨折”とのことだ。通常回復には4〜6週間を要するが、プロ選手の場合は2〜3週間というところだろう。
骨折についてラッキーだったのは左手で、しかも最も使用することが少ない小指だということだ。マルケスのライディングは左の小指はハンドルバーにかけるスタイルのため影響は少ないと思われる。マルケスはヘレスに出場するために全力を尽くすだろうが、彼が実際に出場するかどうかは定かではない。マルケスはロッシから30ポイントのビハインドの状態で、これでさらに0ポイントのレースを重ねるわけにはいかない。レース出場の判断はFP4の手前までに決定しなければならない。
マルケスの欠場が決まった場合、HRCは厳しい状況に追い込まれる。ダニ・ペドロサはヘレスで出場出来るかどうか定かでは無いし、もしもマルケスが出場出来ない場合は、2人の代役を立てる必要が出てくる。代役としては当然ケイシー・ストーナー、そしてホンダの秋吉の名前も上がってくるだろう。マルケス、ペドロサはメディカルチェックを木曜に受ける予定で、我々は最短でも金曜朝まで、遅くとも土曜の午後までは誰が出走するのかはわからない。
