★MotoGP2015 セパン ミシュランタイヤテストにおいて転倒が多発
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水曜日の各ライダーのコメントをお伝えしようかと思っていたんですが、今日のミシュランタイヤテストで、有力ライダー達が次々転倒しましたのでその話題を。ちなみに皆無事なようです。
転倒の原因は前後タイヤのグリップバランス
木曜日のミシュランタイヤテストでは、ジャック・ミラー(ターン3)、アレイシ・エスパロガロ(ターン3)、ホルヘ・ロレンゾ(ターン5)、アンドレア・ドヴィヅィオーソ(ターン5)が次々と転倒した。ただ、彼らに大きな怪我は無い。ミシュランによるとライダー達の転倒はフロントとリヤのグリップバランスによるものだという。
今回のテストは2016年から使用されることになるミシュランタイヤを、レース参戦ライダーが試す初めての機会となった。
ミシュラン テクニカルディレクター ニコラス・グベール
「フロントとリヤのグリップのバランスが良くありません。車では前後バランスは良く出てくる問題ですが、バイクにおいても同様なのです。ターン3での転倒はライダーがスロットルを少し速く開けすぎた為によるもの、彼らはリヤグリップをより引き出そうとしたのでしょうが、フロントがそれに付いて行けなかったのでしょう。転倒しなかったライダー達は、フロントの信頼感が足りなかったためリヤのグリップを最大限に引き出せなかったと語っています。」
グベールによると前後タイヤのグリップバランスはバイクのセッティングで調整出来る場合があるようだ。しかしその場合、2種類の異なるタイヤを厳密に比べることは難しい。
「私はこれはタイヤだけの問題では無いと思っています。いくつかのメーカーは特に問題なくセッティングで対応出来たと語っています。将来的に我々はこの問題の解決にむけて動きますし、テストライダー達はセットアップでの調整を行うでしょう。開発に関しては我々は明確な方向性を持っています。」
今回ミシュランは2種類のフロントタイヤ、3種類のリヤタイヤを持ち込んだ。グベールによるとタイヤの耐久性は問題ないという。というのもマルケスはこのタイヤでレースシミュレーションを行っているからだ。ラップタイムは公表されていない。ただ、ほとんどの先頭ライダー達は2分1秒台で周回していたようだ。ただ、2分の壁を破ったライダーはいない。なお、ライダー達はブリヂストンとの契約があるため、タイヤについて詳しく語ることは出来ない。
MotoGP News - Michelin cite grip balance for MotoGP test falls