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★ホンダ 2017年型CBR1000RR SP/CBR1000RR SP2を発表

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ホンダの2017年型CBR1000RRファイアーブレードが発表となりました。かねてから予想されていたように、フレームとエンジンは完全な新作ではないようです。軽量化、パワーアップ、外観のリニューアルは達成していますが、フルモデルチェンジとは言えないモデルとなっています。 f:id:teletele916:20161005004053j:plain ホンダの新型CBR1000RRファイアーブレードSPには軽量、さらなる馬力、エレクトロニクスという3つの特徴があります。新しいエレクトロニクスの中心となるのは5軸の慣性計測ユニットで、ホンダ・セレクタブルトルクコントロール(HSTC)をFI-ECU、スロットルバイワイヤによって完璧に操ります。新しいABSはリアリフトコントロールが可能となり、ハードなブレーキングでもリアホイールが浮き上がること無く、強力で安全なブレーキングが可能です。また前後輪の回転差を利用したウイリーコントロールも装備しています。慣性計測ユニットはオーリンズの電制制御サスペンションとも連動しており、コンプレッションとリバウンドのダンピングを調製を行います。

f:id:teletele916:20161005004127j:plain ディスプレイはTFTとなりストリート、サーキット、メカニックモードによって表示が切り替わります。これらの表示はライディング中も左のハンドルバーにあるスイッチで切り替え、チューニングが可能で、これらの技術はRC213V-Sと同様のものです。

f:id:teletele916:20161005004552j:plain エンジンは圧縮率が上がり、カムタイミングを変更。ホンダの4気筒バイクとして初めてスロットルバイワイヤを採用し、アクセレーションポジションセンサーを装備しています。ボトムエンドトルクとパワーが向上しており、トップエンドのパワーも向上しています。エンジンは約189馬力を13,000回転で発生。エンジンはモード切り替えが可能で、クイックシフターが標準装備されます。

f:id:teletele916:20161005004439j:plain マグネシウムパーツの採用などにより、エンジンは単体で2kg軽量となっています。新しいチタン製のエキゾーストはさらなる重量軽減とマスの集中化に貢献しています。なお燃料タンクもチタン製となっています。これらによって現行モデルよりも15kg軽い、装備重量195kgとなっています。

f:id:teletele916:20161005004522j:plain ツインアルミスパーフレームは剛性バランスを見直され、スイングアームも強化されています。新しいサブフレームは軽量で新しいホイールも同様に軽量です。ブレーキはブレンボ製のモノブロック4ピストンキャリパーとなります。

f:id:teletele916:20161005004159j:plain ボディワークはアグレッシブで機能的なデザインとなっています。全てのライトはLEDで、歴史を感じさせるトリコロールのカラーリングとなります。

f:id:teletele916:20161005004623j:plain SP2はSPと瓜二つですが、トリコロールカラーにゴールドストライプが入っていること、ゴールドのマルケジーニ製ホイールを履いている事が特徴です。ボアはSPと同様の76mmながら、SP2のシリンダーヘッドは1mm大きい31.5mmの吸気バルブを持ち、1.5mm大きい25.5mmの排気バルブを持ちます。圧縮比は同じ13.0:1ながら、バルブ形状や燃焼室などが最適化されています。

f:id:teletele916:20161005004702j:plain ピストンはピストンボス付近が強化されたタイプとなり、ピストンピンは2.5mm短いものとなります。ハイリフトカムシャフトを採用し、バルブリフトは2mm拡大され28mmとなっています。またレーシングユースに限定してHRCレースキット/スポーツキットが存在します。

f:id:teletele916:20161005004736j:plainf:id:teletele916:20161005004740j:plainf:id:teletele916:20161005004750j:plainf:id:teletele916:20161005004746j:plainf:id:teletele916:20161005004754j:plain

エレクトロニクス

  • 慣性計測ユニット

  • ホンダ・セレクタブル・トルクコントロール

  • 新型ABS

  • 3段階のライディングモード(FAST/FUN/SAFE)

シャーシ

  • 装備重量195kg

  • サイズ:2,065mm x 715mm x 1125mm

  • ホイールベース:1404mm

  • フレームの剛性バランス可変機構

  • チタン製燃料タンク

  • 燃料タンク容量:16L

  • 新型サブフレーム

  • 新型ホイール

  • シート高:820mm

  • オーリンズ・エレクトロニックコントロールサスペンション

エンジン

  • 189馬力を13,000回転で発生

  • 水冷4ストローク16バルブDOHC 直列4気筒エンジン

  • 排気量:999cc

  • ボア x ストローク:76mm x 55mm

  • 圧縮比 13:1

  • トルク:116Nm/11,000rpm

  • バルブリフト、カムタイミングを変更

  • マグネシウムカバー、デザイン変更などで2kgの軽量化

  • スロットルバイワイヤ

  • アクセルポジションセンサー

  • パワーセレクター

  • セレクタブルエンジンブレーキ

  • ライディングモード

<参照元>ホンダヨーロッパプレスリリース