★ホンダ 2017年型CBR1000RR SP/CBR1000RR SP2を発表
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ホンダの2017年型CBR1000RRファイアーブレードが発表となりました。かねてから予想されていたように、フレームとエンジンは完全な新作ではないようです。軽量化、パワーアップ、外観のリニューアルは達成していますが、フルモデルチェンジとは言えないモデルとなっています。 ホンダの新型CBR1000RRファイアーブレードSPには軽量、さらなる馬力、エレクトロニクスという3つの特徴があります。新しいエレクトロニクスの中心となるのは5軸の慣性計測ユニットで、ホンダ・セレクタブルトルクコントロール(HSTC)をFI-ECU、スロットルバイワイヤによって完璧に操ります。新しいABSはリアリフトコントロールが可能となり、ハードなブレーキングでもリアホイールが浮き上がること無く、強力で安全なブレーキングが可能です。また前後輪の回転差を利用したウイリーコントロールも装備しています。慣性計測ユニットはオーリンズの電制制御サスペンションとも連動しており、コンプレッションとリバウンドのダンピングを調製を行います。
ディスプレイはTFTとなりストリート、サーキット、メカニックモードによって表示が切り替わります。これらの表示はライディング中も左のハンドルバーにあるスイッチで切り替え、チューニングが可能で、これらの技術はRC213V-Sと同様のものです。
エンジンは圧縮率が上がり、カムタイミングを変更。ホンダの4気筒バイクとして初めてスロットルバイワイヤを採用し、アクセレーションポジションセンサーを装備しています。ボトムエンドトルクとパワーが向上しており、トップエンドのパワーも向上しています。エンジンは約189馬力を13,000回転で発生。エンジンはモード切り替えが可能で、クイックシフターが標準装備されます。
マグネシウムパーツの採用などにより、エンジンは単体で2kg軽量となっています。新しいチタン製のエキゾーストはさらなる重量軽減とマスの集中化に貢献しています。なお燃料タンクもチタン製となっています。これらによって現行モデルよりも15kg軽い、装備重量195kgとなっています。
ツインアルミスパーフレームは剛性バランスを見直され、スイングアームも強化されています。新しいサブフレームは軽量で新しいホイールも同様に軽量です。ブレーキはブレンボ製のモノブロック4ピストンキャリパーとなります。
ボディワークはアグレッシブで機能的なデザインとなっています。全てのライトはLEDで、歴史を感じさせるトリコロールのカラーリングとなります。
SP2はSPと瓜二つですが、トリコロールカラーにゴールドストライプが入っていること、ゴールドのマルケジーニ製ホイールを履いている事が特徴です。ボアはSPと同様の76mmながら、SP2のシリンダーヘッドは1mm大きい31.5mmの吸気バルブを持ち、1.5mm大きい25.5mmの排気バルブを持ちます。圧縮比は同じ13.0:1ながら、バルブ形状や燃焼室などが最適化されています。
ピストンはピストンボス付近が強化されたタイプとなり、ピストンピンは2.5mm短いものとなります。ハイリフトカムシャフトを採用し、バルブリフトは2mm拡大され28mmとなっています。またレーシングユースに限定してHRCレースキット/スポーツキットが存在します。
エレクトロニクス
慣性計測ユニット
ホンダ・セレクタブル・トルクコントロール
新型ABS
3段階のライディングモード(FAST/FUN/SAFE)
シャーシ
装備重量195kg
サイズ:2,065mm x 715mm x 1125mm
ホイールベース:1404mm
フレームの剛性バランス可変機構
チタン製燃料タンク
燃料タンク容量:16L
新型サブフレーム
新型ホイール
シート高:820mm
オーリンズ・エレクトロニックコントロールサスペンション
エンジン
189馬力を13,000回転で発生
水冷4ストローク16バルブDOHC 直列4気筒エンジン
排気量:999cc
ボア x ストローク:76mm x 55mm
圧縮比 13:1
トルク:116Nm/11,000rpm
バルブリフト、カムタイミングを変更
マグネシウムカバー、デザイン変更などで2kgの軽量化
スロットルバイワイヤ
アクセルポジションセンサー
パワーセレクター
セレクタブルエンジンブレーキ
ライディングモード
<参照元>ホンダヨーロッパプレスリリース