気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★MotoGP2016アラゴンGP ヘイデン、ジャック・ミラーの代役参戦が決定

Sponsored Link

ファンにとっては嬉しいニュースとなりますが、今週末のアラゴンにヘイデン選手が帰ってきます。アレックス・ローズ選手と同じくWSBKのレースの合間を縫っての参戦となりますが、ヘイデン選手にとって半年以上ぶりのMotoGPでのレース、期待が高まります。 f:id:teletele916:20160920011910p:plain 噂されていたように元世界チャンピオンのニッキー・ヘイデンが、アラゴンでMarc VDSホンダチームからジャック・ミラーの代役として参戦する。ヘイデンはWSBKに移籍するまでに世界グランプリで13シーズンを戦った。

ニッキー・ヘイデン

「バイクレースが本当に好きなんです。ですから楽しみですね。今の自分のホームはスーパーバイクですから、MotoGPに戻るために試すとかではなくて、単純にホンダがライダーを必要としているのでライディングするだけです。出来るだけ楽しみたいと思います。MotoGPはタフだというのはわかっていますし、ミシュランタイヤは乗ったことがありませんからね。ただ何かを学んで、楽しみたいと思います。」


ミラーはオーストリアで怪我した手の回復にまだ時間がかかる。彼はアラゴンを犠牲にして彼のホームとなるオーストラリアを含む連戦に完璧な状態で戻ってきたい考え。


「まず、ジャックが速く回復するように祈っています。彼は良いやつですし、才能があると思っています。ですから速く回復して彼が高いポテンシャルを持っているんだということを見せてもらいたいですね。彼は体をしっかりと治す必要があって、そうすれば彼の実力を発揮出来るでしょう。今まで誰かの代役で走った事はありませんから、これは自分にとっては初めての経験です。ただホンダとの関係は良いですし、まずこの話が来た時にテンケイトはこの話を喜んでくれました。ですからこうした他のホンダチームを助けにいくのは良いものですね。自分にとっては楽しい機会と言えます。」


「いずれにしてもバイクに乗るわけですし、TVでもレースを見ます。ですからその場に自分も参加して楽しむという感じですね。MotoGPは非常にレベルが高いですから、常に簡単に楽しめるような場所では無いことはわかっています。多く学ぶことがあるでしょうし、簡単なことではありません。MotoGPバイクは長いこと乗っていませんし、タイヤもエレクトロニクスも異なります。ただ自分も多くの経験がありますし、こうしてまたMotoGPで走れるのは素晴らしいことですね。この機会を与えてくれたEstrella Galicia 0,0 Marc VDSとテンケイト、そしてスポンサー達に感謝したいですね。彼ら皆を満足させられるようにしたいと思います。」


ヘイデンが最後にミシュランタイヤを使用したのは2008年。ミシュランがブリヂストンのワンメイクになる前年で、今年はミシュランがワンメイクとなっている。2008年はヘイデンにとってファクトリースペックのRCVをライディングした最後の機会でもある。その後ヘイデンはオープンクラスのホンダのマシンでAsparから2シーズンMotoGPに参戦した。


35歳のヘイデンは現在ルーキーイヤーとなるWSBKチャンピオンシップで5位。4回の表彰台獲得の中には、雨のレースで優勝を飾ったセパンが含まれる。彼がMotoGPで獲得した最高位は、2010年にDucatiで走ったアラゴンの3位。


ミラーは今年のMotoGPにおいて優勝した8人のうちの1人。彼はウェットレースとなったアッセンで優勝している。これはサテライトのホンダチームにとっては2006年以降初めての勝利であり、同じ年にヘイデンはレプソルホンダチームでタイトルを獲得している。


マイケル・バルトレミー

「もちろんジャックにアラゴンで走行してもらったほうが良いですが、彼の手の2箇所の骨折を適切に治すことのほうが必要です。3戦連続のレースに備えて彼を休ませておくことは意味あることですし、そのうち1つは彼のホームGPですしね。ニッキーをチームに迎えるのはとても楽しみですし、ホンダとテンケイトには、彼を貸し出してくれた事を感謝したいですね。元ホンダのMotoGP世界チャンピオンとして、彼は素晴らしい経験を持ち込んでくれるでしょう。これは彼が直面する新しいバイク、新しいタイヤ、新しいエレクトロニクスを学ぶ上で大きな財産となるでしょう。彼は素晴らしい仕事をしてくれると思います。」


もう1人のWSBKライダーであるアレックス・ローズも、負傷したブラッドリー・スミスに変わりアラゴンに参戦する。なお、これは彼にとっては3度目のMotoGPレースとなる。


By Peter McLaren

www.crash.net