★MotoGP2016 ニッキー・ヘイデン「今年のMotoGPは本当に凄い」
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アラゴンでジャック・ミラー選手の代役として参戦するニッキー・ヘイデン選手。今は一人のファンとしてMotoGPを楽しんでいると語るヘイデン選ですが。MotoGPに帰る意志は無いと改めて語っています。 今週金曜日のアラゴンには2006年のワールドチャンピオンであるニッキー・ヘイデンが、昨年以来初めてMotoGPマシン乗って姿を現す。現在ホンダでWSBKを戦う彼はMarc VDSチームの負傷したジャック・ミラーの代役として今回呼ばれた。彼は木曜のプレスカンファレンスで次のように語った。
ニッキー・ヘイデン
「とてもワクワクしています。このトラックは知っていますけど、バイク、チームその他色々と新しい環境です。MotoGPバイクで再び走る事はとても興味深いですよね。スーパーバイクも好きですが、やはりMotoGPバイクではないですからね。良い感触を得て、ハードにプッシュ出来るほどのスピードで走りたいですね。楽しいですから限界付近で走りたいですね。」
ヘイデンが最後にMotoGPマシンに乗ってから1年は経過していない。ブリヂストンに変わりタイヤがミシュランになり、統合ソフトウェアを使用するようになったというのが大きな違いだ。
「自分が最後にミシュランを使っていたのは2003年から2008年にかけての5年です。ただ随分昔のことです。タイヤは大きく変わったようですね。試して見るまではなんとも言えません。ただ今でもタイヤの色は同じくブラックですから(笑)ただ自分は常にミシュランのタイヤが好きだったんですよ。自分は少し柔らかいフィーリングのタイヤのほうが好きなんです。ですからミシュランを履いてどのように感じるかは興味深いですね。」
ヘイデンはMotoGPプロトマシンが彼が乗るファイアーブレードよりもフィジカル的に厳しいバイクであることは理解しているが、彼はしっかりと準備は出来ているとする。」
「MotoGPマシンのほうが大変なのは疑う余地もないですね。スーパーバイクは比較すると簡単ですね。スーパーバイクだと直線はもっと長く感じるんです。MotoGPで走っていたトラックをスーパーバイクで走ると、コースが長く感じるんですよ。大変であることはわかっていますが、体調は良いですし、これは何の言い訳にもなりません。ただレースはより長いのも事実です。簡単ではないでしょう。幸運にも、ここはラグナ・セカでもヘレスでもないですから。流れるような作りでストレートも長いですしね。」
MotoGPでは、過去8戦で8人の異なるライダーが優勝するという史上初のシーズンとなっている。現在は楽しみとしてMotoGPを観戦するヘイデンは、このスポーツは現在素晴らしい状態にあるとする。
「MotoGPは本当に素晴らしい場所ですね。今年は本当に素晴らしいですよ。ここまで多彩なライダーが優勝すると誰が思ったでしょうか。天候も大きな役割を果たしたとは言え、レースに勝たねばならないですからね。誰が勝つかというのは本当に予想が出来ませんね。ロッシは未だにこのスポーツのスターです。これは皆にとっても新しい選手にとっても良いことです。レースはとてもエキサイティングですし、エレクトロニクスが果たした役割は大きいでしょうね。少しも簡単にはなっていないようで、今まで以上に難しいレースになっているようですね。ただファンとしてはこれは素晴らしいことです。」
ヘイデンがMotoGPで走った最後の2年間は、今は無きオープンクラスのバイクで戦っていたが、MotoGPを去ったことに関しては後悔はないと言う。
「今はスーパーバイクがホームですからね。良い機会でしたし、ここでは13年間も走らせてもらいましたから。明確にしておきますけど、今回走るからといってカムバックするとかそういうことではありません。スーパーバイクがホームで、そこに自分のゴールがあります。ただ今回は良いバイクを良いチームで乗るという機会で、ホンダヨーロッパが後ろについてくれていましたし、頼まれたらイヤとは言いませんよ(笑)ですから今こうしてここにいるんです。」