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★MotoGPオランダGP マルケス「2番手完走しか考えていなかった。」

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今回の波乱のレースではトップグループで走行しつつも、リスクを取り過ぎない走りで2位をしっかりと確保したマルケス選手。昨年の経験から色々と学習したと語るとおり、目先のレースだけではなくチャンピオンシップを意識した走りがしっかりと出来るようになってきました。

★MotoGPオランダGPマルケス「2番手完走しか考えていなかった。」

Q

「今日の結果はチャンピオンシップにおいて非常に重要でしたね。2位をここまで祝っているのは見たことがありませんでした。」

マルク・マルケス

「2位を優勝のように喜んだのは今回が初めてでしたね。今日のようなコンディションのレースは2つのメンタリティを持って走ることは出来ないんです。チャンピオンシップでプッシュして出来るだけポイントを獲得しようとする気持ちと、出来るだけポイントをセーブしようとするメンタリティと2つあるんです。今日は2つ目のメンタリティでポイントを失わないようにと思っていました。特にヴァレンティーノは雨の中では最速のライダーの1人ですからね。それに今朝もチームから40回くらいは「頼むから完走してくれよ。」と言われていましたしね。」

「メンタリティもそういう形でした。赤旗は最適なタイミングだったと思います。あの状態は非常に危険でしたからね。スライドも多く視認性も最悪でした。セカンドレースではヴァレとドヴィが最高に速かったんですけど、ドヴィが転倒して、ヴァレンティーノも転倒したことで全てが変わりました。ロレンゾも遠くにいましたし、ジャックは飛ばしていましたし初優勝は本当に素晴らしいし祝福したいと思います。ただ、自分にとっては今日は2位で十分でしたね。」

Q

「今日はジャックにプレッシャーをかけていましたが、彼はミスをまったくしないように思えましたね。」

マルク・マルケス

「正直今日彼が後ろについて抜かれた時は、速く遠くに行ってくれと思っていました。彼の1秒半ほど後ろにいて、距離を維持していました。正直言って3番手の選手の位置しか気にしていませんでした。もう少しプッシュすればジャックに追いつけそうでしたが、自分のメンタリティとしてはとにかく2番手で完走するということでしたから、それで十分でした。」

Q

「あなたが常にアグレッシブに走る事、アタックするのが好きなのはわかっていますが、20ポイントを獲得するためだけに2位で完走する方向にマインドセットを変える事は難しかったのでしょうか?」

マルク・マルケス

「正直非常に難しかったですね。でも昨年は本当にいろんな事が起きましたから、最終的に振り返ると良かったと言えるかもしれません。難しかったですが、こうしたメンタリティで走る必要性がありました。本当にミスを出来る状況では無くて、最終的にはここで稼ぐ事が出来たアドバンテージが最も重要です。プッシュしてこのリードを意地したいと思います。」

Q

「バルセロナ以前では10ポイントをチャンピオンシップのオーナーに負けている状況でしたが、今や状況が変わりました。次のザクセンリンクでも素晴らしい結果を期待しているのでしょうか?」

マルク・マルケス

「ドイツは非常に得意なトラックなんですが何とも言えません。天候が怪しいと言われているサーキットはカレンダーの中にまだありますからね。レインになる可能性もありますが、ドイツは好きなコーナーですし最低限でも表彰台を獲得したいと思います。」