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★MotoGP2016マルケス「タイヤのグリップの高さに驚いた」

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もともと得意なサーキットとは言え、FP2で2位以下に0.7秒もの大差を付けてセッションをリードするマルケス選手。さらに土曜にはタイムが伸びそうな予感です。

★MotoGP2016マルケス「タイヤのグリップの高さに驚いた」

マルク・マルケスはミシュランの新しいリヤタイヤが思っていたよりもグリップがあったという事に驚きを表しオースティンで行われたフリープラクティスで2位に0. 706秒の大差を付けた。4度の世界チャンピオンであるマルケスはアメリカズサーキットではいつも素晴らしいパフォーマンを発揮している。彼はそれまでのタイムを0.5秒以上短縮するラップの最中にFP2の最終コーナーのターン20で転倒したが、このスピードは土曜日に引き継がれるだろう。金曜の夜にマルケスはミシュランの新しいソフトコンパウンドのタイヤが、いかにグリップが高いかを語ったが、相変わらずライフは短く、予選の前に何かしら手立てが必要だと考えている。

マルク・マルケス

「強靭な構造になったという事でグリップは低いものと予想していたんですが、グリップは高いですね。おそらく空気圧とともに調整が加えられたこともあると思いますが、グリップは本当に良好ですね。朝はタイヤの寿命が問題になりましたので、このタイヤの耐久性がどの程度あるのかを理解することが必要になりますね。 午後は少しマシになりましたが、それでもライフは短いです。明日はハードコンパウンドのタイヤも使えますし、明日どうなるかといったところですね。明日試してみますが、スライドが起きるというのは自分にとっては大きな問題ではありません。」


アルゼンチンで彼が問題にしていた加速の問題に関して、他のホンダ機よりも1.1秒も速いタイムで周回しながらも、ペドロサと比較して低速コーナーからの立ち上がりで多くのタイムをロスしていると語る。


「ダニと比較すると加速は彼のほうが良いですね。バイクを止める際のスピードもそうです。加速で失ってしまったものはコーナーで稼ぐしかありません。このサーキットでいうと1速のコーナーですね。ブレーキングでワイドにはらみ、その後スピードを回復する形です。でもこのラインで走行するにはフロントブレーキに自信を持っている必要があります。ワイドにはらんだ時にトラックが汚れていれば、何が起こるかわかりません。毎回ワイドになっていますが、これはセットアップにもよりますね。」


「今年の問題に関しては昨年とラップタイムを比較出来ないということがあります。タイヤも変わっていますし、ミシュランでは良い部分も悪い部分も両方ありますね。おそらくフロントタイヤは弱点の1つでしょう。ここはハードなブレーキングポイントも多いです。ブリヂストンを使用していた頃はかなり深くまでブレーキングが出来ました。ここでいうと最終コーナーなどで深く突っ込もうとすると、上手くバイクを操作してやる必要があります。ラップレコードには届かないでしょうけど、近いところまではいけると思います。」


正式な発表なないものの、グリッド上の5台の2016年型のホンダのバイクは、逆回転クランクシャフトを採用していると思われる。マルケスも2015年型のエンジンと比較した場合について、いくつかの詳細を語っている。


「1速のコーナーであまりバイクが止まらない感じがします。ヤマハのようなスタイルでコーナーにワイドに進入する必要があり、出口に対してしっかりと準備をいている必要があります。タイトなコーナーでは高速に向きを変えることが出来ますが、現状はワイドに進入して向きを変える形なので、少しライディングスタイルを変更しています。スピードというのはコーナーの脱出速度によってきます。苦しんではいますが、1速のコーナーでこうしたラインを使用して走ればロスは少ないですね。バイクの向き変えという点では少し良い感じですが、昨年のほうがさらに良かったと思います。今年のほうが向き変えはゆっくりですがよりスピードを維持している事が可能です。妙なんですが、そういう性格のバイクなんですよ。」

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