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★MotoGP2016ロレンゾ「ホンダが速いのでは無くてマルケスが速い」

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アルゼンチン戦では珍しく転倒をしてしまったロレンゾ選手。チャンピオンシップ争いを考えるとこの段階では痛手ですが、昨年も転倒リタイアがありながらもチャンピオンシップで優勝を遂げています。オースティンではもう少し良い順位が狙えるとしていますが、色々な事が変わるヘレスというセリフが少し気になりますね。

★MotoGP2016ロレンゾ「ホンダが速いのでは無くてマルケスが速い」

ホルヘ・ロレンゾは金曜のフリープラクティス5位の順位よりも上位に行けると考えている。来季Ducatiに移籍すると言われているロレンゾであるが、午後に起きたエンジントラブルにより、あまり好みでは無いセッティングの2台目のバイクで走行することを余儀なくされた。ロレンゾは後続に0.8秒近くの差をつけてリードするマルケスと勝負出来るレベルでの走行は難しいと認めつつ、次のように語った。

ホルヘ・ロレンゾ

「今日の午後は一台目のバイクにエンジントラブルが出てしまいました。ベストのセッティングだったそのバイクでは走行が続けられず、二台目のバイクで異なるセッティングを試しましたが、良い形で走れませんでした。タイヤの問題もあってフロントにソフトのタイヤを履いたんですが、2時の段階の気温では駄目でしたね。自分達のポテンシャルは5位以上のものだと考えています。明日完璧なセッティングで走行出来たとしてもマルケスと同じレベルで走行出来るかどうかはわかりません。ホンダだから速いってわけではないと思うんですよ。彼はこのトラックが大好きで、快適に走行出来ているんだと思います。」


マルケスの次に速いホンダのライダーはダニ・ペドロサだが、彼は10位タイムでテストを終えている。マルケスのCOTAの記録と比較すると、ロレンゾの表彰台獲得は1度のみで、2013年に3位表彰台を獲得したのみだ。しかし彼自身は今までで最高に状態だと語る。


「今年は今まで以上にフロントに接近出来ると思いますし長いレースでコンスタントに競争力が高い状態で走行が出来ると思います。オースティンに関しては素晴らしい形でスタート出来ていますし。転倒だけは避けなければいけません。良い結果を残して多くの変化が訪れるヘレスに向かいたいと思います。」


先週末のタイヤの出来事を受け、ミシュランは今週末に強固な構造のタイヤを投入した。金曜の段階ではソフトコンパウンドのみが使用可能でミディアムは今夜使用出来るようになる。フロントタイヤに関してはロレンゾはミディアムのタイヤを好んでおり、今回ミシュランは通常2つのところ3つのコンパウンドのタイヤを持ち込んでいる。ブリヂストンの耐熱レイヤーのタイヤには悩まされたロレンゾだが、最新のミシュランでは問題が起きていないことにほっとしている。


「セッションの終わりにはタイヤの右側はかなり終わってしまいます。これはソフトコンパウンドを使用しているからというのもあるでしょう。現在は他に選択肢がありませんからね。明日はミシュランが硬いコンパウンドを持ち込みますので試してみようと思います。正直に言って少し心配していたんです。ある意味恐怖ですね。もしこのタイヤがウォームアップに時間がかかるんじゃないかってね。ただ朝の段階からコーナーをいくつか曲がっただけでプッシュ出来るくらい暖まっていましたし、ミシュランが今回持ち込んでくれたタイヤには満足しています。他のものとは違うんでしょうけど良く似ています。明日はハードなほうのタイヤでどうなるか試してみましょう。違いが小さいのかどうかをね。ソフトは柔らかすぎます。特に午後はそうです。ミディアムはレースタイヤになるかなと思っています。いくつかハードのタイヤを試したライダーはやたらと硬いと話していましたから。」


By Peter McLaren

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