★クラッチロー「バイクをプッシュ出来る状況ではなかった」
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映像で見ている限りだと単純にフロントエンドから流れたように見えたクラッチロー選手でしたが、自分の足をマシンと路面の間に挟んでしまってからの握りゴケのようですね。足を出したままコーナーにエントリーするのもほどほどにしたほうが良いのかもしれません。
カル・クラッチローはル・マンGP決勝8周目にミスにより転倒してリタイヤを喫したが、彼によるとRC213Vのフロントに全く自信が持てない中での走行だったようだ。
クラッチローは下り坂になっているル・マンのターン6のエントリーで転倒し、今シーズン初のDNF(転倒などによるリタイヤ)となった。彼によると自分のマシンで足を踏んでしまったためにブレーキを握る形となり、それが転倒の原因のようだ。
カル・クラッチロー
「あの下り坂にエントリーする前には、いつも(内)足を出しているんです。その後に足をステップに戻すんですが、足がそのまま外れてバイクの下に潜ってしまったんです。その時にフロントブレーキを握ってしまってそれで転んでしまいました。完全に自分のミスです。強く握りすぎてロックさせてしまったんですよ。」
「バイクの調子としてはコーナーにエントリー出来ない状態だったんですよね。ダニもすぐに転倒したし、レディングもそうでした。自分も結局転倒しましたが、今までにこういう理由で転倒したことは無かったんですよ。今日は序盤良いペースで走行出来ていたんですが、後半になってその反動が来ましたね。去年はやはり似たような感じでした。マルクの全体のペースは昨年の優勝タイムとほとんど変わらないと思いますよ。」
「問題は優勝ライダーが21秒も速かったということです。何が出来るかをしっかりと見極めて行く必要があります。自分はマルケスのすぐ後ろで走っていたんです。自分たちは転倒したわけですけど、完全にプッシュ出来るような状況ではありませんでした。プッシュするたびにミスしてしまったんですよ。マルケスが何度もワイドにはらむのを見たでしょう。自分の場合はコースアウトするまで激しくプッシュはしなかったわけなんですけど、とにかく今期初のリタイヤにガッカリしています。」
「今回はファクトリーホンダに近いペースで走行出来ていただけに残念ですよ。ブラッドリー・スミスは良い走りをしていましたけど、ヤマハファクトリーからは遥かに離されていましたからね。ヴァレンティーノは練習まではあんな凄い走りでは無かったのに、決勝は物凄いペースでしたね。ロレンゾに至っては最終ラップはほぼ片手で走っているにも関わらず、全体のペースより速いタイムでしたし、彼らの仕上がりが伺えますよね。」
「今回のレースウィークの結果には満足していたんですよ。4位争いが出来る位置だったし、最後までマルクやイアンノーネ、ブラッドリーとバトル出来る位置でしたから。でもそれが出来なかった事に関しては言い訳はしません。」