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★アメリカに輸入される欧州車両(51cc-500cc)に100%の関税がかかる恐れ

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ちょっと社会派のニュースですが、アメリカに輸入されるEU産牛肉へ関税を重くかける保護貿易の動きがあるようですが、なぜかその対象に51ccから500ccまでのバイク、スクーターも含まれるという話が進んでいるようです。トランプ次期大統領もこうした輸入品への高い関税、国内企業の海外工場をアメリカに戻すように圧力をかける方針のようですが、結局それで痛い目を見るのは(※結果的に販売価格が高くなるため)アメリカの消費者なわけですが、今後どうなるのか注目が必要なニュースです。(※管理人注釈 こうした保護貿易の方針を進める代わりに、外国企業に対してアメリカへの工場移設の誘致、経済特区で法人税の無料化などをするのなら話はわかるのですが。。)

f:id:teletele916:20170118024943p:plain (Photo by Mitterbauer H.)

2009年から無くなっていた試みがゾンビのように復活すると言える。それは欧州からアメリカに輸入される51cc-500ccのバイクに100%の関税をかけるというものだ。この馬鹿げた提案によって、例えばKTMのRC390は、トータルで$11,000(※約125万円)にもなるのだ!


この提案内容が通れば、これとまったく同じ事が欧州からアメリカに輸入される51cc-500ccのバイクに関して起こることとなる。欧州産のライトウェイトストリートバイク、ダートバイク、イタリアンスクーター、トライアルバイクなどは、こうした戦々恐々とした状態に置かれているのだ。これはKTM、ピアジオやその他ブランドにとって非常に壊滅的な打撃を与えることとなる。


この卑劣な行為はアメリカ合衆国通商代表部によって今まさに行われようとしている。これはEUからの「肉、および肉製品に関する処置」、「新鮮なもしくは冷凍の肉」、「ロバの乳のチーズ」、「ブーケ用、もしくは装飾用との切り花もしくは花の芽」、「ドライトマト」、「調理済みもしくは保存用のカモのレバー」、「缶詰に入ったコンビーフ」、「シュガーコートされたチューイングガムもしくはそうでないもの」、「マスタード」、「モーターサイクル」に関するものだ。


この「モーターサイクル」に関してはレシプロ運動をする内燃機関を搭載し、排気量が50cc以上で250cc以上からではなく、レシプロ運動をする内燃機関を搭載し、排気量が250cc以上で、500cc以上からではないものだが、これらに何か共通点があるだろうか?そう、これらはあるリストに記載されている商品の一覧だ。


これらはEU産の牛肉に対する規制強化について、WTOの紛争解決機関であるDSBの承認に従って進められている話しだ。そう、こいつらはこの馬鹿げた提案を牛肉の影で進めている。 妙なことにバイクと動物の臓物類、膀胱、胃などが(魚は含まない)国際的な牛肉に関する論争に巻き込まれているのだ。なぜ魚はこれには含まれなのか?魚の臓物類は250ccスクーターよりは、牛の膀胱に近いのではないか?


大げさだと思われるかもしれないが、ほとんどのバイクの販売店が小規模〜中規模店舗であることを考えて欲しい。オーナーや従業員はこうした販売店から得た給料で地元のビジネス、食料などの必要品に金を使う。もし課税が100%となれば、彼らのビジネスは上手くいかないだろう。従業員は解雇され、地元ビジネスで使用される金も減る。


明らかにこうした関税は欧州の数社のバイクのみに影響するのではない。AMAが言うところによると、アプリリア、Beta、BMW、Ducati、Fantic、Gas Gas、ハスクバーナ、KTM、Montesa、ピアジオ、スコルパ、シェルコ、TM、Vespaなどに影響を与える。こうしたメーカーの対象となる排気量のバイクの販売が落ち込むことによってアフターマーケットパーツを販売する企業、ライディングギアを製造する企業、またはこうしたバイクを楽しむための施設なども影響を受けるだろう。


しかしながら、全てが陰鬱なわけではない。2009年に同様にEUからの51ccから500ccのバイクに関して100%の関税をかけるという提案が出てきた時、これはEUにあるメーカーやアメリカの中で大混乱を引き起こす前に無くなった。そしてさらにこの自体に関しては、あと2週間自由に意見を述べる事が可能だ。自分の意見を述べるには2つの方法がある。1つはネットからFederal eRulemaking Portalのページにアクセスする方法。

もう1つはAMAのウェブフォームから、バイク乗りとしての意見を述べる方法だ。全てのコメントはしっかりと扱われ、この馬鹿げた関税に関する提案がいかに我々のスポーツ、業界の人々、そこで生計を立てる人々の生活に影響を与えるかということを説明することとなる。


コメント以外にも提案をしたいと考える場合は、2月15日にワシントンDCの1724 F Street NWのルーム1、ルーム2で朝9:30から行われる公聴会に参加することが出来る。参加するにはregulations.govのコメントランを埋める事が必要だ。


2009年の提案が失敗に終わったように、AMAの反対意見が以前のものと似たものであると期待している。それは次のような内容だ。「問題になっている牛肉と欧州産のバイクには何の関連性もなく、こうした関税をバイクに課すことはこうした貿易上の問題を解決するどころか、欧州のバイクを購入するアメリカの消費者を痛めつけるものです、今回提案されているような関税がこうしたバイクにかかるとなると、アメリカの小規模、中規模のビジネスオーナー達に対して深刻で取り返しのつかないダメージを与えることとなります。加えてアメリカの数百万人に及ぶ家族がこうしたコンペティティブで趣味要素の強いバイクにアクセス出来なくなるということは、彼らの幸せを破壊することにもなります。」


この情報については引き続き注視していき、何かしら動きがあればすぐにお伝えしたい。

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