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★ミカ・カリオ「RC16の強みはブレーキングとコーナーエントリー」

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KTMのテストライダーであるミカ・カリオによると、RC16の強みはブレーキングとコーナーエントリーにあるようで、さらにミシュランのハードオプションのタイヤも問題なく履けるようです。今シーズン後半はクラッチロー選手がハードタイヤを有効に使ってレース後半に巻き返す素晴らしい走りを何度か見せていましたが、バイクの戦闘力が上がってきた際にこうした戦略も取れるかもしれません。 f:id:teletele916:20161202022013p:plain 酷い結果だったいう水曜日から、KTMのテストライダーであるミカ・カリオは自身の最速タイムを記録した木曜の走行に満足している。しかし彼はリアのグリップが未だに問題だと感じている。カリオはバレンシアの最終戦にワイルドカードとして参戦したが、色々な要因によってRC16の持てるパワーを路面にスムーズに伝える事が出来なかった。カリオはヘレスでもテストを行った。彼は最初は苦戦していたものの、木曜日にMotoGPクラスの最速タイムから1.5秒遅れにまでタイムを向上する事が出来た。

ミカ・カリオ

「悪くないですね。かなり改善を遂げる事が出来ました。今日の終わりに記録したタイムは極めて良かったですね。ライバルに対するラップタイムに関しては、今までで一番良いですね。これは非常にポジティブな点です。フロントのライダーとのタイム差はまだ1.5秒ありますから、まだまだ道のりは長いですが。水曜日は最悪な状態でしたね。リアの問題がかなり出てしまいました。なぜそういう状態になってしまうのか正確にはわからないんです。今日は少し問題を解決することが出来て、ラップタイムも少し良いレベルになりました。」

「基本的にセットアップの面で少し改善しています。リアショックに関して違いが出ていて、エレクトロニクスで大きな違いがあります。明らかに良い方向性を見つけています。しかし、他のバイクを追おうとすると同じ所でタイムを失っているんです。ブレーキは非常に良くて、コーナーエントリーの部分も素晴らしいんですが、コーナーからの立ち上がりに関しては集中していく必要があります。」


カリオはバレンシアテストの後に到着し、KTMはバレンシアで2017年のライダーであるブラッドリ・スミス、ポル・エスパロガロにとってのシェイクダウンを行う形となった。スミスとエスパルガロもカリオと同じ部分を指摘している。そしてこの部分に関してバイクは冬の間の開発が必要だ。


「まず、2人のライダーのコメントやフィーリングを聞くのは実に興味深いですね。彼らはヤマハ機との比較をしてくれますから。非常に興味深いコメントが多いんですが、バイクの良い点と悪い点に関してほとんど自分が感じている事と同じですね。彼らの意見と合わせて、やはりそうなんだと確認が出来ます。他のMotoGPバイクに関する経験が自分は浅いですから、こういうのは非常に楽しいですね。チームはバレンシアから直接来ていますから、その間に作業をする時間はほとんどありませんでした。基本的にバイクはバレンシアと完全に同じ状態ですよ。ただ、主にエレクトロニクスと、そのストラテジーに関して、タイヤからよりグリップを引き出すべく作業をしています。今日は少し前進出来たと思います。」


ミシュランがヘレステストに持ち込んだ新しいタイヤに関して、カリオは次のように語る。


「今日は新しいミシュランを試しました。このタイヤは自分達にはかなり良い感じですね。これも今日ラップタイムを向上出来た理由でしょう。タイヤのグリップが向上しても問題は変わっていません。解決策を見つけられるかどうかですね。 フロントに関してはそこまで違いは大きくありません。最も固いタイヤを履いても特に大きな問題はありません。他のライダーはこうした固いタイヤを使う事を難しいというコメントをしていますが、これはKTMの強みだと思います。リアに関しては大きな違いがありましたので、この新しいタイヤを使って向上していきますよ。」

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