★MotoGP2017 エアロダイナミクスデザインに関するルールアップデート
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今年のMotoGPではウイングレットなど、エアロダイナミクス上の付加パーツが類が禁止となりますが、カウルデザインの変更回数の制限に関してはKTMはこのルールを免れるとのことです。 (Photo courtesy of michelin)
MotoGPのテクニカルディレクターであるダニー・アルドリッジは新たなエアロパッケージに関するルールを発表した。KTMはこのルールから免除されるが、各メーカーのライダー達は、フェアリング、マッドガードのデザイン変更についてはシーズン中に2度まで許可される。
新しい制限はウインドスクリーンの最大幅が300mm、最大長が370mmとされたことで、フロントのボディワークはホイールスピンドルから150mm前方までとなり、フロントタイヤの先端から〜mmという形ではない。
2つのエアロダイナミクスコンポーネントのサンプル、もしくはデザインは、シーズンの最初のイベントでテクニカルディレクターに届けられる必要がある。
各ライダーに関するホモロゲーションとなるため、同じメーカーであってもライダーによってエアロデザインが異なる事がある。
シーズン中は各ライダーごとに1回のフェアリングとマッドガードのデザイン変更が許可される。トラックで使用する前には、サンプルもしくはデザインがテクニカルディレクターの元に届いている事が必要。
これらのアップデートは以前ホモロゲーション取得したファクトリーバイクのコンポーネントを含む場合がある。そのため、サテライトチームはファクトリーチームによって使用されているフェアリングを受け取る可能性がある。旧型、アップデート版のフェアリングとフェンダーがシーズンを通じて使用される可能性がある。旧型、アップデート版の間でパーツの交換は出来ないが、旧型のフェアリングとアップデート版のフェンダーが組み合わされること、またその逆もありえる。
いくつかのホモロゲーションを受けたエアロボディコンポーネントはモーターサイクルの直接装着されていなくとも良い。(ウェットレースのみで使用されるハンドガードなど)
何かしらマテリアルを減らす事が可能だが加える事は出来ない。(トリミング、ドリルでの穴あけ加工など)
エアロボディホモロゲーション導入の初年度ということもあり、1つの2016年のカウルに関しては2017年のホモロゲーション承認を受ける事が出来る。そのためライダーの中には2017年を、2016年、2017年両方のカウルでスタートする可能性がある。こうした2016年のコンポーネントに関しては、昨シーズンの最終イベントまでに、テクニカルディレクターによるホモロゲーションを取得している必要がある。
ライダー達が2017年のアップデートされたパーツを受け取った後は、2016年、もしくは2017年の初頭に使用していたコンポーネントはその後使用することが出来ない。そのため、全てのライダーにとって常に2種類のデザインのみが使用可能となる。
- MotoGPへの参戦が初年度となるメーカー(KTM)は、エアロボディのアップデートに関して回数の制限はない。