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★MotoGP2016 データから見るブルノGP

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f:id:teletele916:20160824150419p:plain 今週末はイギリスGP、シルバーストーン戦ですが、今のところそこまでネタ的なものが出てきていないので、波乱の展開となったブルノGPで表彰台を獲得した3選手のラップタイム、そして各セクターごとデータを振り返ってみたいと思います。

まずはラップタイムの比較です。優勝したクラッチロー選手は、フロントにハード、リアにもハードのレイン用タイヤを履き、プレスカンファレンスなどでも語っていたとおりに、4周を過ぎたあたりからラップタイムを縮め、圧倒的なペースで走行していた事がわかります。ロッシ選手もリアにはハードを履いており、同様にラップタイムを縮めている事がわかります。マルケス選手は前後ソフトコンパウンドを選択したわけですが、タイヤを温存しつつも後半にはタイムが落ちています。


セクター1のタイムに関してはクラッチロー選手が早く、次いでロッシ選手、マルケス選手となっています。やはりマルケス選手は12周を過ぎたあたりから、タイムが落ちています。


セクター2はタイムのばらつきがどの選手も多いセクターですが、クラッチロー選手は8週目と15周目にタイムが大きく落ちていますが、その他の周回では平均的に最速のタイムで走っています。ロッシ選手も同様に8周目にタイムが落ちていますが、それ以外は後半位少しタイムが落ちていく傾向という形。前後ソフトのマルケス選手は8周目までは3人の中では最速タイムで走っていますが、その後はほぼ一定のまま後半にタイムを落としています。


セクター3はタイヤの選択によってタイム差が大きく出ています。リアにハードを履いたクラッチロー選手とロッシ選手は4周目から速いタイムで走行をしており、対するマルケス選手は両選手よりも早めにタイムが悪化している事が伺えます。


セクター4もまたタイヤの選択によるタイム差が良くわかるセクターと言えそうです。クラッチロー選手とロッシ選手がタイムを縮める中、マルケス選手のタイムはほぼ横ばいです。とは言え、タイヤをボロボロにしてしまった選手が多い中、前後ソフトで安定したタイムを刻み続けたマルケス選手のレインコンディションでの上手さが際立っているとも言えるかもしれません。

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