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★FIM会長 ヴィト・イッポリト「ペナルティ・ポイントシステムを改める可能性もある」

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昨年のマレーシア決勝におけるマルケス選手、ロッシ選手の接触転倒をめぐるレース運営やペナルティの適用、レースディレクションやスチュワードを巻き込んだゴタゴタを受けて、レースの運営とペナルティの適用という部分で役割分担をしっかりしようという方向でFIMが動いています。まだ全体像が見えてきませんが、良い方向に動いているのではないでしょうか?

★FIM会長 ヴィト・イッポリト「ペナルティポイントシステムを改める可能性もある」

Q

「F我々はこうしてジュネーブにいます。いかにライダーに対してペナルティが適用されるかについてのレースディレクションから独立した新しいスチュワードの委員会が設立されると聞きました。これについて説明して頂けますか?」

FIM会長 ヴィト・イッポリト

「グランプリコミッションでドルナとFIM、IRTA、MSMA(メーカー協会)と話し合いを行い、多くの重要な決定を行いました。1つはグランプリの運営に関することと、その中でレースディレクションとジャッジ、スチュワード委員会の責任と義務を分けることにしました。我々はレースディレクションにはレースの運営に集中して欲しいと考えています。そこには多くの決定が必要な事項と責任があります。彼らにはレースの運営に関して自由にやって欲しいですし、ライダーへのペナルティという仕事に関わって余計なタスクを増やすことをしたくないんです。彼らの仕事には時間が必要ですし、特別に気を使う必要があります。 そして同時に3人のレーススチュワードからなるスチュワード委員会が存在します。そのうち1人はレースディレクターとなります。彼らはシーズンを通してグランプリにいますからね。これには現在のレースディレクターであるマイク・ウェッブとFIMから2人のスチュワードが就きます。彼らのうちの1人は組織の構造として永続する役職になるでしょう。このスチュワード委員会はレースや練習走行におけるライダーの振る舞いに関してのジャッジを下すことになります。結果として非常に高いレベルでのジャッジを下す事が出来ると思います。

Q

「この委員会によってどのような決定が下されるのでしょうか?」

FIM会長 ヴィト・イッポリト

「多くのペナルティがあります。どのようなペナルティが最適なのかをジャッジが判断出来るようになっています。これは大きな関心事ではなくて、我々は今まではペナルティ・ポイントシステムに親しんできましたが、この仕組み自体が現在の協議対象なのです。ですからこの仕組を今後も使用するか、何を変更するか、全く使用しないかについて最終決定を今後下す予定です。」

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