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★ダニ・ペドロサ「今は自分の為、チームの為に結果が欲しい」

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木曜の個別に行われたプレスカンファレンスのペドロサ選手のインタビューです。タイトル争いに絡んでいないライダーが、タイトル争いをしているライダーと戦うことについての質問についての語り口も、ペドロサ選手ならではの落ち着いた的確な意見ですね。そしてメインの司会者がmoto mattersのエメットさんという(笑)

★ダニ・ペドロサ「今は自分の為、チームの為に結果が欲しい」

デイビット・エメット

「最初に確認したいのですが、カルメロ・エスペレーターとヴィト・イッポリトにセパンについては話をしないようにと言われているのは正しいですか?」

ダニ・ペドロサ

「自分が言えるのはカメラのいないミーティングでしたということだけですね。」

デイビット・エメット

「素晴らしい2勝目だったのに、あの出来事で全てが忘れさられてしまいましたね。」

ダニ・ペドロサ

「自分は多くの人の注目を集めるためにレースをしているわけではないんです。自分は勝ちたいからレースをしているわけで、勝利の時に感じられる特別な気持ちを感じたいからレースをしているんです。前回のレースは自分の勝利ではなくあの出来事に話題が集中してしまいました。でもそれで自分の感情が変化するわけではありませんから、いずれにしても勝利は嬉しいですよ。」

 

デイビット・エメット

「今回の状況の対処の仕方で、あなたは数多くのファンを新たに得たと思います。今回の事で多くの尊敬を集めたという事に関しては嬉しく思いますか?」

ダニ・ペドロサ

「いつも変わらない態度とそして価値観に従っているので、それを認めてもらえるのは嬉しいですね。」

 

Q

「ヴァレンティーノやホルヘが近づいてくるなどの展開について具体的にどのような事を考えていますでしょうか。」

ダニ・ペドロサ

「自分はただ自分のペースを維持する事を考えています。この前のレースで多くの改善が出来まして良いペースで走行出来ました。ここは最後のレースの場ですしホームGPでファンの目の前という事もあります。大変な困難を乗り越えて自分とチームの為に良い結果を出せるようになりました。こうしたレベルアップを続けるという事は自分がずっと求めていたことです。そしてこれは来年にかけてのテスト、それから来シーズンに効いてくる部分です。これが今週のメインターゲットですね。」

 

Q

「ヴァレンシアは30周と長いですが、フィジカル面ではどうでしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「30周は確かに長いですが大丈夫だと思いますよ。この前のレースから十分に休みましたからね。ドライコンディションでのレースになりそうですから、ドライでしっかりと練習をして最適なタイヤを選ぶ必要があるでしょうね。シーズン最後のレースというのもあって楽しみですし、そういった意味でもこのレースを戦うモチベーションを更に与えてくれると思います。」

 

デイビット・エメット

「13戦で6勝と素晴らしい結果を残していますが、ここで勝利するのはそれほど難しいことでは無いと感じますか?」

ダニ・ペドロサ

「けして簡単なんて事はありません。常に集中していなければなりませんから。自分が好きなトラックではありますけど最初の練習から正しい行動をする必要があります。そしてその中からどのようにバイクを良くしていけるかを探して行き、ラップタイムを向上させなければなりません。プラクティスごとのマインドセットもそうですし、1日ずつ良くしていかねばならないでしょうね。」

 

Q

「ルールには定めがありませんが、チャンピオンシップで優勝する可能性がないライダーが、その可能性のあるライダーと戦うことについてのあなたの意見を伺いたいのですが。」

ダニ・ペドロサ

「(※肩をすくめて)で、何が知りたいわけ?(※会場で笑いが起こるも、ペドロサ選手は表情を崩さず。。)ライダー同士の尊敬だと思いますよ。ただルールには記載が無いことですからね。ただ尊敬の念が無くても。。ただルールには無いことですからね。あの場面で両者の間に大きな尊敬の念が互いにあったとは思いませんが、そればかりを求めるのも少し違うかなとは思います。というのも結局最後は1つのチーム(※自分と自分のメカニック達)での結果を求めて自分の為に走るわけですし、それが重要なことです。自分の過去を思い返してもそういった部分で何かしら恩恵を受けたという事はありませんでした。ただ、こういう事はネガティブにではなくポジティブに考えたいと思っていて、自分はこの場所にタイトル獲得のチャンスも無く座っているわけで、自分がタイトル獲得のチャンスがあるのであればもっと物事をポジティブに捉えられると思います。ライダー同士の尊敬というのも確かにありますが、結果が欲しいライダーの場合、例えば自分の場合はシーズン前半に良い結果が残せず今ようやく良い結果が残せるようになって来ていて、今まさに自分の為に結果が欲しいんです。ルール、記載されているルールよりもね。今は自分の為に結果が欲しいし、チームのためにも結果が欲しいですね。これが何よりも優先されることですね。」

 

Q

「(※質問者がマイクを持たずに喋ったため不明瞭で聞き取れず。。ヴァレンティーノ云々というのは聞き取れましたが。。)」

ダニ・ペドロサ

「今は結果が欲しいしそのために全力を尽くしたいです。他のライダーの状況も理解出来ますが、例えばあるライダーがシーズンを通して勝利していたとして、これはヴァレンティーノのことじゃなくてそういうライダーがいたとしてのことだよ。そのライダーがシーズンを通して勝利していたならタイトル獲得の望みがあるわけで、勝利が少ない自分にそのチャンスが回ってきたら、それは取りにいくという話ですよ。」

 

Q

「2週間前にルールブックのグレーな部分について話していましたが、FIMやドルナと今後何か話をするというようなことは考えていますか?」

ダニ・ペドロサ

「まだですね。そういう事をするには時間が必要だと思います。将来的にはそういった事を話し合う時間が出来るのではないかと思います。ただ今この瞬間にはこの話題の温度が高い状態ですから、今はその時ではないと思います。」

 

デイビット・エメット

アラゴンであなたに負けた後、ヴァレンティーノはあなたのところに話に来ましたか?」

ダニ・ペドロサ

「いや、表彰台でジョークを話したくらいかな。特にシリアスな話題は無かったですね。」

 

デイビット・エメット

「もう一つの質問なんですが、このサーキットでホンダにとって厳しいところはあるのでしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「もちろんそういう箇所はありますね。ただそういった所でもなんとか結果を出せるようにしたいと思います。今週は良い天候に恵まれそうですし、自分達が普段苦しんでる問題を軽減してくれると思います。というのも今シーズンは気温が低いと安定性が低くなるという問題が出ているんです。気温が高ければタイヤの感触が良いので、コーナーエントリーで車体が暴れても安心感を持ってコーナーに進入出来るんです。」

デイビット・エメット

「どのコーナーですか?」

ダニ・ペドロサ

「ハードブレーキングがあるコーナーですね。」

 

Q

「リヴィオマルケスはフロントタイヤに問題を抱えていたというような事を語っていましたが、あなたも同様ですか?」

ダニ・ペドロサ

「いつ?」

Q

「えーと、セパンやフィリップアイランドですね。」

ヴィオ・スッポ(※横から口を挟んで)

「ええと、すいません。セパンではなくフィリップアイランドでのことに関して問題があるとは言っていません。ホンダのマシンはフロントタイヤへの負担が大きいというようなことです。これもホンダの問題なのかブリヂストンの問題なのかなど色々とあるんです。もう少し正確に質問して下さい。」

(※管理人注 ここで英語版の質問は唐突に打ち切られています。)