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★Apogee Motoworksによる Ducati ”Le Caffage”

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カスタムバイクの中にはメーカーが見たら腹を立てそうなカスタムも数多くありますが、このカスタムはその典型とも言えるカスタムかもしれません。あくまで管理人目線ですが、所有者が好き勝手にバイクを弄くり回すのは自由ですが、これはちょっとバイクが不憫かもしれません。

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バイクの見た目を変更するにはいくつもの方法があるわけだが、ビルダーの中にはルールブックを投げ捨て、新しいスタイルや形を自由に試す輩もいる。Apogee MotoworksのGustavo Penaはこうした冒険を続けるビルダーの一人だ。彼が作り出したDucatiは、この世に存在するいかなるDucatiにも似ていない。2009年型のDucati848をベースにするこのバイクは、映画Tronに出てきたとしても不思議ではない。

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Gustavoはこのバイクを未来的なデザインにすると同時に、ネオクラシカルな雰囲気も残している。彼によると「Ducatiが2050年に2030年にオマージュを捧げてバイクを作ったとしたら。。」というのがコンセプトだという。デザイン要素としては大きめのタンクがヴィンテージスタイルのポジションに収まっているのが特徴だ。彼はトレリスフレームについても、伝統的な形に近づけるようなモデファイを行っている。ステンレス製の2本のエキゾーストはハンドメイドだ。

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だが、最も注目を引く点としてはヘッドライトだろう。このライトユニット自体はBMWのi8のものだ。エンジンはNCRのパーツでモデファイを施されている。チタンバルブ、スリッパークラッチ、チタンボルト、チタン製コネクティングなどだ。カーボンファイバー製のインテークはGustavoがデザインしたもの。前後サスはバラされ、全てのアルミ製パーツはポリッシュされ3Mのシーラントでコーティングされている。

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Gustavo Pena

「ebayで買えるような丸型のヘッドライトはしっくりこなかったんだよ。獰猛なライオンや鮫のようなイメージが無くてね。自分のロシア人の彼女の頬骨の繊細な美しいラインもデザインに影響しているね。」

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その他のパーツはフレーム、スイングアーム、ステップ、マルケジーニ製ホイールも含めてパウダーコートされた後にセラミックコーティングが施されている。車名である”Le Caffage”はカフェレーサーのイメージと、彼のフランス人の友達との会話の中で生まれたものだ。もしこのバイクに興味があるのなら、少量生産ながらこのバイクの製造の計画があるというニュースは嬉しいだろう。ベースになるのは848だけでなく、1098やストリートファイターでも良いらしい。

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"Le Caffage": Ducati 848 by Apogee Motorworks | Bike EXIF

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