★Ninja H2(ニンジャH2）をH2Rにコンバートすることは出来ない

そういえばH2もH2Rも既に購入の募集は締め切られていました。日本から注文した方も少なからずいたのかと思いますが、メンテナンスサイクル大変そうというか一体どこで整備するんでしょうね。。そしてH2からH2Rへのコンバートはやっぱり出来ないようです。

300馬力を誇るカワサキのニンジャH2Rのスペックが公表されたわけだが、$50,000の価格を聞いても、ほとんどの人間はバカバカしい値段だとは思わないだろう。しかしH2の238kgという車重と200馬力台のパワーを知ってガッカリした方も多いだろう。

 内部情報によるとH2の実際の馬力はもう少しあるらしい。何しろ恐ろしいまでの馬力とスーパーチャージャーこそが魅力のバイクだ。H2にもあって他のバイクにもあるような特徴である先進的なエレクトロニクスだとか、ハッキリは言えないがDuca...のようなスチール製のトレリスフレームだとか、片持ちのスイングアームだとかは、特段目新しい内容ではない。

しかし”極端な性能”をもった公道仕様のバイクを作るというのは、排気ガス、音量規制、信頼性などを考えても、400km/h出る1,000馬力の車を作ることに比べてなんと制約の大きいことか。バイクメーカーは299km/hの制限と200馬力の制限という足枷を付けられているかのようだ。もっと俺たちを自由にしてくれ！

まぁ小言はいい。嬉しいことに、H2の馬力がH2Rから削がれている原因はカムシャフト、ヘッドガスケット、クラッチ、ストリートリーガル（公道OK）のエキゾーストのようだ。つまり、多少のソフトウェア書き換えとアフタパーツのサイレンサーを入れるだけで、このバイクは化け物になるわけだ。誰かECUの世界に、H2RのECUの内容をCTRL-CしてH2のECUにペタっと貼ってくれる奴はいないんだろうか？（※PC使ってる人には説明不要ですが、CTRL-Cはコピーのショートカットですｗ）

あなたがH2、H2Rを買う気があるかどうかは、今となってはもう関係ない。なぜなら、このバイクのオーダーは12/19をもって終了しているからだ。しかしH2R用の購買者向けガイダンスを読むだけでもかなり面白い。

まず最初に書かれているのが、H2Rはサーキットオンリーのバイクであるということだ。でも、もしH2のオーナーが色々とパーツを揃えてH2Rに改造したくなったらどうするのか？　答えは簡単。無理なのだ。スペアパーツの購入にはH2Rのオーナーである証明（製品登録番号、車両識別番号その他もろもろ）がいる。さらに定期点検については8000回転以上で15時間走行するたびに必要となり、最終的に保証の対象外となる。。

我々は既に2015年の登場車両のレビューをだいたい済ませているわけだが、H2とH2Rだけは未だにテストできていない。しかし、もしもそういう機会を提供してくれる心優しいオーナーがいるのであれば、フリー走行のトラックデイ、ドラッグレース走行の機会を提供することを約束しよう。これは本気だ。

Kawasaki H2R vs. H2- Superbike Motorcycle Review- Photos- NEW METAL 2015