★台湾Rough Crafts XSR700 The Corsa Scorcher/The Soil Scorpion
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1台のバイクをパーツのスワップでカフェレーサーとトラッカーにしてしまうというアイディアで作られたXSR700のYard Builtプログラムのバイク。製作したのは台湾のRough Craftsです。 2017年のカスタムスタイルのスタートとしてヤマハのYard Builtプログラムは、台湾のWinston YehのRough Craftsを訪れた。彼の2015年の素晴らしい作品であるXJR1300「The Guerilla Four」の後、ヤマハはスポーツヘリテイジレンジのミドルウェイトチャンピオンであるXSR700をベースとしたRough Craftsのバイクを、今年最初のカスタムビルドとした。
フレームのカット、溶接はYard Builtでは許されないが、Winstonは彼のスタイルをXSR700に投影している。その結果は1つではなく2台のバイクとなって形になった。シンプルに部品を交換するだけで、1時間以内にカフェレーサースタイルのストリートバイクである「The Corsa Scorcher」と、ダートトラックも走れるスクランブラースタイルの「The Soil Scorpion」とに作り変えが出来るのだ。
ヤマハヨーロッパCristian Barelli
「1つのマシンからダブルスタイルのカスタムが出来るという意味合いでは、これは我々にとって初めてのバイクです。このカスタムはXSR700が持つカスタムベースとして多様性を表していると言えます。カフェレーサーでもスクランブラーでも、オリジナルのバイクが持つ魂と乗りやすさを失わずに、どちらでも望むものを作れるという事を証明しています。」
Winston Yeh
「XSRはスタートするベースとして最高です。私は700ccのこのチューブラーフレームが大好きですね。パワーウェイトレシオも完璧です。新しくデザインんされたショートフレームと着脱可能なリアフレームループによって、カスタムバイクに適したスタイルを作るために、フレームを切る必要がありません。クリップオンハンドルを付けてカフェレーサーにするか、フラットバーでトラッカーを作るか迷ったんです。それが今回のアイディアの始まりですね。ボディキットを作成して、お客さんが自分のアイディアでサスペンション、ホイール、ブレーキ、ハンドルバーなどを組み合わせて、自分が望むバイクを作れば良いと思ったんです。」
1台のバイクで2台というコンセプトのため、リアシャスペンションはShark FactoryのX2Eフルアジャスタブル・リモートコントロールデジタルサスペンションを装備している。カフェレーサーバージョンはRotoboxの軽量カーボンファイバーホイールにギルズツーリングのクリップオンハンドル、アクラポビッチのR1用チタニウムテールパイプを装備している。スクランブラーバージョンは、Wukawa Industryの軽量鍛造ホイール、フラットハンドル、アクラポビッチのXSR700用チタニウムパイプを装備している。カフェレーサーはファンネル仕様に出来るが、スクランブラーはダート走行を考えてSprint Filterの耐水フィルターが装備される。Faster XSRのボディキットはカーボン製で、その下に小さなアルミニウム製タンクがある。全てがボルトオンで装着出来る。 <参照:Yamaha Motor Europeプレスリリース>