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★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

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東京モーターショーで初披露となる車両の情報は早く入って来ますし、直接足を運ぶことも可能だと思いますので、当サイトではあくまで海外の新車情報を優先してご紹介します。ということで、以前にもお伝えしたトライアンフ(Triumph)の水冷ボンネビルのニュースをお届けします。モデルは全部で5モデルとなり、上手い具合に性能と見た目がバランスしたモデルになったのではないでしょうか。タンクの形状は気になる人には気になる部分だとは思いますが。。

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

エンジンが水冷になり、フレームとボディのデザインが変更されたトライアンフ(Triumph)ボンネビルのラインナップが公開された。今日は1902年から続くトライアンフ(Triumph)の歴史の中で、最も重要なマイルストーンと言える日だろう。このニュースはカスタム業界にとっても同様のインパクトを持つ。このパラレルツインのバイクのパーツは数多くのパーツ、アクセサリーメーカーによって製造されてきた。数多くのカスタムされたボンネビルの中から飛び抜けた存在感を発揮するカスタムを生み出せるようなパーツブランドにとっては、将来は明るいと言えるだろう。

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

新しいラインナップはずっと忘れ去られていたパフォーマンス面を重視したモデルとなった。2001年以来、ボンネビルは可愛く、ノスタルジックなバイクとして捉えられてきた。しかしオリジナルの59年製ボンネビルはスピードだけを考えて生まれたバイクだという事を忘れてはいけない。元々は、このバイクはボンネビル・サルトフラッツを344km/hで走行したバイクから名付けられた車両なのだ。新しく登場したのは5モデル。(T120/T120 Black/Street Twin/スラクストン/スラクストンR)来年の速度記録を塗り替えるような車両ではないが、エンジンは8バルブとなり、当然ながら以前よりもパワーが出ている。

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

新しく加わったラクストンRは、メーカーが出せるレベルで限りなく完璧なカフェレーサーに近いモデルだと言える。エンジンは900ccと1200ccの2サイズ。1200ccは270度のファイアリングオーダーとなり、これは現状のスクランブラーと同様。こちらは360度のファイアリングオーダーのものよりも特徴的な振動があるエンジンだ。さらにライド・バイ・ワイヤシステム、フューエルインジェクションが搭載されている。エンジンの馬力に関しては特に言及がない。公開されているのはトルクだけで、重量に関しても発表されていない。であるからして、我々は新型ボンネビルについて既存の空冷モデルよりも重く、DucatiスクランブラーやMotoGuzziのV7Ⅱと同等の重さではないかと推測する。そして、もしかするとBMWのR NineTの222kgよりも重いかもしれない。良いニュースとしては6速のギヤボックスを搭載しているということ。ABSは標準装備でトラクションコントロールも装備される。

 

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

Street Twinの900ccのエンジンはピークトルクの80Nmを3200回転で発生する。現行モデルよりも18%のアップとなる。磨かれたステンレス製のエキゾーストを装備しており、36%燃費が向上しているという。ホイールはブラックのキャストホイールで、150を超えるアクセサリーがオフィシャルカタログに掲載される。

 

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

T120T120 Blackは1200ccのエンジンを搭載。ピークトルクの105Nmを3100回転で発生する。これは現行モデルより54%のアップとなる。豆鉄砲型のエキゾーストを装備しており、ロード/レインのモード切替が可能。磨かれたアルミニウム製エンジンカバー、ブロンズ色の小カバーが付く。Blackのエンジンカバーは本体と同様にブラックとなる。さらに3モードのグリップヒーターが標準装備となる。

 

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

新しいラクストンラクストンRは1200ccのハイパワーエンジンを搭載。軽量クランク、高い圧縮比、容量の異なるエアボックスを装備し、ピークトルクの112Nmを4950回転で発生。現行モデルよりもトルクは62%アップとなる。メガホンタイプのサイレンサーはスラクストンではクローム仕上げとなっており、スラクストンRではステンレス製のものが装備される。ロード/レイン/スポーツのモード切替、セパレートハンドル、調整可能なサスペンション、17インチのフロントホイール、モンツァスタイルの燃料キャップなどを装備する。

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

ラクストンRブレンボ製のブレーキ類(フローティングディスク、モノブロックキャリパー、マスターシリンダー)を搭載しており、サスペンションもショーワ製のビッグピストンフォーク、オーリンズのリヤショックを装着。タイヤはピレリディアブロロッソ・コルサで、トップブリッジはポリッシュ仕上げ、クリアアノダイズド処理のスイングアーム、アルミニウム製タンクストラップを装備する。

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

こうした発表内容だけを見るとどれも素晴らしく聞こえる。しかし実際に見てみるとこれらの車両は実に素晴らしい。トライアンフ(Triumph)のデザイン部門は完璧なホームランを打った(※素晴らしい快挙を成し遂げた)と言える。ストリートツインはトラッカーならではのバイブを持っており、T120は美しく生まれ変わった。特にタンク。これが現行型の良さを失わずにデザインされているところが素晴らしい。スラクストンのピュアカフェレーサーと言えるスタイルも素晴らしい。

 

どのバイクも軽くカスタマイズをされたような佇まいであるが、トライアンフ(Triumph)は誰もが自分だけのオリジナル性を求めていることを良く分かっている。それは彼らのアクセサリーカタログが実に470ページも及ぶことからも明らかだろう。これらの純正アクセサリーの中にはVance & Hinesのエキゾースト、60年代スタイルのビキニカウル、フェンダーレスキット、小型ウインカー、異なるセパレートハンドル、タンクストラップなどが含まれる。

 

であるからして、カスタムパーツメーカーからすると、これらの純正アクセサリーに勝つのは容易では無くなってしまったと言える。恐らくこの純正アクセサリーの中に見つける事が出来ない、低価格モデルのサスペンションのグレードアップキット、エンジン内部パーツ、ECU、軽量化パーツなどが注目されるだろう。しかしトライアンフ(Triumph)からは、スラクストン用のエンジンパワーの向上、軽量化などサーキット走行用キットの登場が予定されている。ストリートツインのオーナーはスクランブラーキット、T120のオーナーはオールドルックにする為のキットなどを好むかもしれない。

★トライアンフ(Triumph)新型水冷ボンネビルは5モデルのラインナップ

いずれにせよ、トライアンフ(Triumph)のファンにとっては、このモデル達が2016年初頭には店頭に並ぶというのは良いニュースだろう。トライアンフ(Triumph)はボンネビルの良さを失わずに現代のパフォーマンスを持たせることに成功した。そしてカスタマイズという点でも簡単に行えるようになっているのだ。

あなたが選ぶのはどのモデルだろうか?

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