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★ホンダからV4エンジンのRVF1000が2019年に登場?

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ホンダがWSBK参戦用にV4スーパーバイクを製作しているというのは長いこと囁かれている噂ですが、この種の噂はその度に出ては消えていっています。本当に登場するのなら嬉しい驚きとなりますが、あまりにも長く言われ続けていてすでに現実感があまりありませんね。 f:id:teletele916:20170225102054p:plain 筆者がAsphalt & Rubberを始める前から、MCNのライター達はホンダからMotoGP直系のV4スーパーバイクが出ると噂していた。当初の噂というのは確かV5エンジンというものだったと思うが、そう言うとこの話がどれほど前から語られていたかが良くわかるだろう。腕の時計がついに現実と歩調を合わせる時が来たようで、MCNはホンダからさらにコストパフォーマンスに優れたRC213V-Sのバリエーションモデルが2019年型として登場すると伝えている。


同様の噂は新型のCBR1000RRが登場する前から存在し、それはホンダは新型ファイヤーブレードとV4スーパーバイクを並行して開発しているというものだった。MCNはホンダが最近登録したパテント情報について指摘し、同様にこのモデルが数年先に登場するモデルだという情報もあるという。2017年型CBR1000RRのプレスローンチでのジャーナリストの反応、Red BullホンダWSBKチームの最新の結果から、ホンダは恐らく単純にファイヤーブレードをアップデートしただけではリッターバイクの世界でホンダの存在感を示すことが出来ず、新たなアプローチが必要だと気づいただろう。


ホンダはこのV4スーパーバイクを1年以上構想していると言われているが、MCNはこのバイクが2019年に登場するとなると、このスーパーバイクは未だに構想の初期段階であろうとしている。新型バイクを市場に出すには3−5年かかることを考えれば納得だろう。スーパーバイクのファンはこのバイクの登場までまだかなり長いこと待つ必要があるが、この時点ではこのスーパーバイクRVF1000はプレミアムなバイクになると予想出来る。別の言い方をすると、ほんとうの意味でのホモロゲーションマシンとなるということだ。


となると、その生産ボリュームは少なくなり(500台以下)価格に関してはWSBKのレギュレーションの上限である€40,000(約473万円)までのモデルとなるだろう。手元にある情報からは単純にRC213V-Sの低価格版ということになり、各部はよりコストを抑えた部品が使用され、大量生産に向けてデザインされることとなる。


しかし、ホンダのエンジニア達、デザイナー達がMotoGPプログラムの先を見越して、この市場に何か全く新しくユニークなものをもたらしてくれる事を願いたい。もし最新のTwo Enthusiasts Podcastを聞いているのなら、そこではゲストにMichael Lockを呼び、バイクはエンジニアリングの面で単純に試作以上のものである必要があると語っている。願わくばホンダの技術者がこの声を聞いていてくれる事を祈りたい。
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