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★MotoGP2017 レディング「問題がある時はロングランをしても意味はない」

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今年GP16を操縦するレディング選手は、バイクのセッティングが出ずに苦戦している様子です。バイクのリアの問題を解決した後はフロントのフィーリング気に入らないということで、ロングランもカタールに延期したとのこと。

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(Photo courtesy of michelin)

フィリップアイランド初日の結果はスコット・レディングにとって惨憺たるものだった。(※初日は20位)レディングはGP16で少しづつ自信を探しているところと言う。彼によるとマシンはスロットルに触った途端にリアが出てしまう状態で、テスト前半はまったく問題が改善されず、フィリップアイランドのコースとしての長さ、急激な向き変えが、タイムに悪影響を与えた。セットアップと電子制御の変更を木曜と金曜に行い問題は限定的になったが、レディングは彼の最終的な順位である20位には全く喜んでいない。

スコット・レディング

「なんとかリアがコーナーで外に出てしまうという問題を修正しました。本当にほっとしました。風が強い場合に最終日でも同様の問題が出てしまいました。いくつかの問題は改善されたんですが、とにかく風に苦戦しました。いくつかのタイヤはあまり良くないんですよ。ランチの後に新しいタイヤで走行した時は良いフィーリングでベストタイムを記録しました。風が弱まって全てが上手くいったんです。午後にも同じことをしようとしたんですが、風が出てきてリアグリップが無くなってしまいました。スロットルオンでリアが暴れてしまうんですよ。」


「ですからラップ全体でのコンスタント差がない状態なんです。ただスタートを考えると本当に最悪の状態でスタートしましたから、少しは改善したと言えるでしょう今日はもう少し改善出来ると期待していたんですけどね。ただ時にはジャンプする前に小さなステップが必要です。思うに全てのDucatiは同じように苦戦していると思います。初日と他のDucatiを見てみると、そこまで差はありません。ただ良いスタートではないというのは助けにはなりません。少し自信を持つことが出来ましたけど、何かが起こるとすぐに元の状態に戻ってしまうんですよ。正直に言うと厳しいテストですね。」


「苦戦している部分の1つとしてはバイクのフロントが固い感じがするんですよ。ただフォークを通じてのフィーリングは固くないんです。ソフトに走っているんですけど、ハンドルバーからかなりのバンプを感じるんですよ。電子制御に関していくつかの事を試し、そこである程度の内容を見つける事が出来ました。バイクに関していくつかの内容を試したんですが、試せば試すほど間違った方向にいくんですよ。1つか2つの内容は助けになるんですけどね。カタールではフォークに関して1つか2つ異なる内容を試す必要がありますね。昨年使っていたのとは異なるフォークのセッティングになっていて、今のところ不満はフロントくらいですからね。昨年使っていた内容に戻すか、その中間にする必要があります。」


レディングは3日間でロングランを行っていないが、これは彼のバイクに対するフィーリングが今の状態では意味がないと判断したため。こうしたレースシミュレーションに関してはカタールで行うと彼は言う。


「クルーチーフは自分にロングランをやらせたかったみたいです。ただ自分は今その状態じゃないと言ったんです。20周もただ苦しむために走りたくありませんからね。自分が望むような快適なフィーリングではないんです。ラップタイムと風に苦しんでいる状態です。シミュレーションをやったとしても良い方向にいくよりダメージになると思うんです。カタールでロングランをしてみて様子を見ようと思います。ただ苦戦している状態では、ロングランをやることはベストではないんですよ。バイクにしっかり乗れる状態になればロングランも助けになるかもしれませんけどね。ただそうでない限りは無意味です。ただグルグルと周回してずっと同じ問題を抱えているだけなんですから。」

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