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★MotoGP2017 セパンテスト初日 マルク・マルケス「まだ加速が弱い」

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セパンテスト初日は9番手タイムだったマルケス選手。点火タイミングをスクリーマーからビッグバンに改めた新型エンジンはまだまだ加速力が不足していると言います。とは言え昨年もプレシーズンは戦闘力が低いながらも結局レースになると勝負強さを発揮したマルケス選手ですので、今年もスピードを発揮することは間違いないでしょう。 f:id:teletele916:20170131100149p:plain マルク・マルケスはホンダの新しいエンジンは特定のエリアではより扱いやすいと語るが、加速に関してはまだ足りないとし、月曜のセパンテストでは9番手タイムだった。チームメイトのダニ・ペドロサ、LCRホンダのカル・クラッチローも同様に新型エンジンを搭載して走行していた。


マルケスは新しいエンジンは低回転からスムーズなパワーデリバリーだとするが、その改善がタイム上には現れていないと言う。そんな中マルケスはこの日最速のストーナーから1秒少し遅いタイムだった。マルケスはエンジンの新しいキャラクターに合わせるため特にエンジンマッピングの作業をしている。そしてまだ自分からもバイクからも引き出せるものがあると語る。

マルク・マルケス

「今日はエンジン、エレクトロニクスに関して多くの作業を行いました。明日も同じ内容について作業が必要です。新しいエンジンは全く異なるものですから、今までのエンジンマップは全く使えません。ただこのエンジンのスタンダードマップの状態で、昨年と同レベルのタイムが出ています。まだ調整が必要ですが、明日からバイクのセットアップ作業に入る事が出来るでしょう。ウイリーについてなど、多くの事を理解することが必要になってくるんです。バレンシアでも多くの作業をこなしましたが、ここでもさらに同様に作業を続ける必要があります。アクセルを開けるとスムーズに思えるんですけど、ラップタイムも変わらないんです。コーナー立ち上がりのグリップであるとか問題がありますね。ストレートでは少し速いような気がしますが。マップはまだ完全には機能していないんです。エンジンのポテンシャルを把握するということが重要ですね。」


低速でローギアのコーナーから続く2本のロングストレートという作りによって、セパンはRC213Vにとって苦手なコースであるとマルケスは実感していた。これはこのバイクの加速の問題によるものだが、月曜のテストでは大きな改善は見られなかったようだ。


「もう1台のバイクとも比較しましたが、やはり加速で失っている部分が大きいですね。昨年はチャンピオンシップで優勝しましたけど、多くのレースで最速だったわけではありません。ここはカレンダー上でも最も苦戦したトラックで、やりべき作業が沢山あります。問題はわかっているのに、それを克服するのが難しいという状況です。もしかしたら水曜にはバレンシアで使ったエンジンを使うかもしれません。比較テストは重要ですけど、あとは天候にもよりますね。明日に関しては比較テストが一番良いかもしれませんが、まだわかりません。明日のプランは2017年エンジンがどこまでの性能なのかを知るということで、もしかしたら最終日に比較テストもしくは、2017年型に注力していくかですね。」

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