★EBRモーターサイクルズ 再び生産停止へ
Sponsored Link
Liquid Asset Partnersによって救われたかに思えたEBRですが、販売不振などを理由に生産停止となるようです。アメリカ企業とアメリカ人の雇用を守るとしているトランプ新政権ですので、もう少し生き永らえれば、市場で淘汰されるようなブランドであっても外部からの資金調達、資本注入の可能性もあるかもしれません。 EBRモーターサイクルズが再びそのドアを閉じることになった。そう。これは間違いではない。アメリカのスーパーバイクブランドはその製造オペレーションを来週から徐々に減らしていく。そしてブランドを引き継ぐ事が出来る戦略的な投資家を探していくことになる。
Liquid Asset Partnersは、EBRが新たなディーラーを確保することが困難であり、それによって販売を伸ばす事が難しい事を理由としてEBRモーターサイクルズを生産停止とすることを決定した。Liquid Asset Partnersによると、2016年と2017年の生産ボリュームは予想を下回っているという。
Liquid Asset Partners
「販売の低迷、業界の他メーカーによる生産停止、生産台数の縮小はEBRの問題を拡大するだけです。」
この理由を信じるか信じないかは別として、その結果は変わらない。EBRの将来は再び薄暗くなったわけだ。もちろんこのニュースはEBRを澄んだ目で見ていた人間にとっては驚くべきニュースではない。業界の中には、Liquid Asset PartnersがEBRがその在庫の処分が終了した後にEBRを売り払うか、ブランドを閉じるという予想が常に存在した。今日それが事実となったわけだ。
EBRはその保証内容を守るとしており、技術的サポート、パーツの供給をディーラー、もしくはオーナーに行うという。EBRのこの声明は興味深い。これはEBRのロゴが付いている全てのバイクは当てはまらないだろうし、Liquid Asset PartnersがEBRをブランドとして廃止した場合、ディーラーと顧客に対して信頼性に関しては問題になるだろう。
問題はこれがEBRにとって物語の終わりとなるのかどうなのかということだ。もしくは新たにEBRを身請けする企業が現れ、新たな章がスタートするのだろうか。いずれ時が語るだろう。