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★MotoGP2016ムジェロGP ロレンゾ「ウォームアップでブレーキングを改善したい」

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ロッシ選手は昨年マルケス選手とロレンゾ選手などスペイン人選手が結託している。というゴシップをパドックに流していたわけですが、今回はロレンゾ選手が来年のチームメイトであるロッシ選手とビニャーレス選手が互いを後追いすることで助けあっていると語っています。真相のほどは定かではありませんが、決勝レースではどのような展開になるのか楽しみです。またロレンゾ選手は決勝に向けてはブレーキングの改善が必要と語っています。

★MotoGP2016ムジェロGP ロレンゾ「ウォームアップでブレーキングを改善したい」

ホルヘ・ロレンゾはヴァレンティーノ・ロッシとマーヴェリック・ビニャーレスがQ2で互いに助けあっていたと考えており「これが偶然でなければ5回も6回も起きている事だ。」と語っている。ロレンゾは彼のお気に入りのトラックであるムジェロの予選ではフロントローを獲得出来ず、これは2011年以降初めてとなる。彼の使用した2ストップストラテジーでは彼はスローダウンしてイアンノーネを先に行かせる事が出来なかった。

ホルヘ・ロレンゾ

「あまりゆっくりしている時間が無かったのですぐにスタートする必要がありました。すぐにスタートして出来る限り速く走る必要があったんです。3本のタイヤを使って、3本目の走行ではフロントタイヤも交換したいと思っていたんです。ですから時間がありませんでした。誰かに後追いさせるというのは避けたかったんですけど時間がありませんでした。単独で出来るかぎり速く走りというのが自分の戦略でした。あるライダー達は他のライダーを待ってその後を追うという戦略を取っていたようです。今回で言えばロッシとビニャーレスです。これは偶然ではなくて、彼らが使っている戦略です。これがもし偶然だとしたら、自分はその偶然を5度も6度も見ていることになります。でもこんなに偶然が続きますかね?でもわかりませんよね。」


実際こうした考えを持っているのはロレンゾだけではない。マルク・マルケスもロッシの2017年のチームメイトに関しては同じ見解を持っている。

マルク・マルケス

「練習走行を見ていましたけどビニャーレスがロッシの後ろを走って、ロッシがビニャーレスの後ろを走っているのも見ました。まるで話し合っていたみたいに綺麗なもんでしたよ。最終的には皆彼の戦略を取り入れるでしょうね。」


イアンノーネはロレンゾの後追いをしてメリットを得ており、特に2015年のフィリップアイランドでもそれは顕著だった。ロレンゾは一度は許すが2度目は話が違うという話をしていた。しかしロレンゾはムジェロでのイアンノーネの動きに関しては文句を言わず、彼が今週の優勝候補の1人であると語った。

ホルヘ・ロレンゾ

「彼が今週ずっと速いのは理解していますからね。彼が後追いをしようがしまいが彼のペースは速いですし、ニュータイヤを履いた時はなおさらです。彼はどっちにしても速いんだから、彼に後追いされても気にしませんでした。フィリップアイランドでは彼はトップから0.3秒か0.4秒遅かったですからね。後追いであまりにも多いメリットを得ていました。それで最終的に自分よりも前に出たんですから。昨日の最初の練習走行ではいつもここで使っているセッティングとはかなり違うル・マンのセッティングでいってみようという事になりました。他のバイクに比べると悪くなかったし良い練習、良いペースで走行出来ました。ただ朝になると皆タイムを劇的に向上させて、自分達は同じようにタイムを上げることが出来ませんでした。ですから安定性を向上させるために別のセッティングを試してみたんです。というのもバイクの動きが非常に神経質でしたからね。ただこのセッティングではバイクは良くなっていません。」

ホルヘ・ロレンゾ

「ですから予選になって今のところ一番の昨日のセッティングに戻して、3本のタイヤと3本の出走を試してみました。悪くないラップタイムだったんです、トップの4人ほど素晴らしいタイムではありませんでした。これが2列目になってしまった理由でしょう。フィーリングを上げるためにウォームアップでまだ試す必要があります。特にブレーキングですね。ほとんどのブレーキングエリアでは自分は少し速くブレーキングを初めてしまっているんです。ですから他のライダーと比べてまだ向上出来る部分があると思います。ウォームアップで試してみますが、ウォームアップで調子を上げる事が出来ればレースに備えて準備は万端ですし、そうでなければトップ4人から5人のペースは非常に似たようなものになるでしょう。そして非常に接戦になると思います。最後までね。ウォームアップでバイクの調子を良くしたですし、それが出来るとも思っています。」

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