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★MotoGP2016ムジェロGP ロッシ「マーヴェリックの後ろに付けられたのはラッキーだった」

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金曜の時点ではポールポジションを獲得出来るとは思えなかったロッシ選手ですが、見事にポールポジションを獲得しました。ビニャーレス選手のスリップを使ってのタイムだったとは言え、こうした戦略は当然レースでも有効なわけですから、さすがベテランならではといったところえしょうか。決勝も期待出来そうです。

★MotoGP2016ムジェロGP ロッシ「マーヴェリックの後ろに付けられたのはラッキーだった」

ムジェロのヒーロであるロッシは彼にとっては2008年以来となるポールポジション獲得の重要性を強調した。ロッシは将来のチームメイトであるスズキのマーヴェリック・ビニャーレスの後ろにつけて0.094秒差でポールポジションを獲得。これにたいしてロレンゾはこの2人はQ2で協力しあっていたと語る。これはロッシにとってはヘレスに次いで今シーズン2回目のポール獲得となる。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「良い一日でした。とても特別でファンタスティックで、良いフィーリングでライディングが出来ました。昨日から激しい戦いで、自分の調子は悪くなかったんですが6位とか7位タイムで、トップ10台は非常に接近していました。今日は朝に良いステップが出来て感触が良くなりました。8位タイムでしたので特段これということはなかったですけどね。その後さらに手を加えたFP4で本当に良い感じに仕上がったんです。ペースも良かったしバイクのフィーリングも良くなりました。予選は非常に楽観していたんです。ただ何が起こるかわかりませんから、良い位置にいるようにしっかりと戦略を立てました。ル・マンは失敗してしまいましたからね。」


ロッシはビニャーレスのおかげで出たタイムであるという事は認めながらも、ここ数年はムジェロで2列目、3列目スタートとなっているため、日曜の決勝に1列目スタートで挑める事の重要性を語った。

「マーヴェリックのスリップストリームに入れたのはラッキーでした。このおかげでポールポジションを獲得出来ました。ムジェロは観客も多いし、雰囲気も素晴らしいです。今まで予選で苦戦して2列目3列目スタートでしたから、1列目ポールポジションでスタート出来るというのは本当に重要です。このトラックはオーバーテイクが難しいですからね。バイクのフィーリングは良いですが、細かい部分のフィーリングを向上させようと思っています。タイヤは午後にハードを試してみてフィーリングは悪くありませんでした。しかしペースは良く無かったですね。ですからソフトを試してみようと思います。ただソフトも数周走ると動きが大きくなるんですよね。」


ロレンゾがビニャーレスとロッシがQ2で助けあっていたという話については、ロッシはビニャーレスと共謀いたという内容を否定した。


「トラックで走っていれば常に他のライダーを追うものです。特にMotoGPに上がってきた若いライダーならなおさらね。自分がビニャーレスを追ったのは彼の走りを理解するためで、彼は後ろに付かれてもスロットルを閉じるようなライダーじゃないし、最低でも1周はプッシュすると思ったんです。それにこれはイアンノーネとも良く起きる事です。ですから自分がフロントで走っていれば同じことが起きますよ。計画してやったことじゃないし、渋滞を避けるために待ってから走りますからね。今日はマーヴェリックは後追いされて嬉しくなかったと思いますよ。自分が彼を後追いしてなければ彼はポールポジションを獲得出来たんですからね。ま、最終的には大きな助けにはなりましたけどね。」


「現状ではビニャーレスのほうが良いペースですね。彼のほうが少し速くて、自分とイアンノーネは似たようなもんです。 ただ明日はマルケスとロレンゾも来るでしょうから、トップ5人の争いになると思います。ムジェロのレースはいつも要求が多いんです。肉体的にも精神的にもね。ですからポールスタートは本当に重要です。


VR46のライダーであるロマーノ・フェナティ、アンドレア・ミグノがMoto3最速であったことから最高の週末となった。またロレンゾ・バルダッサーリはMoto2で3位だった。


「本当に誇らしいですし予想してませんでしたね。イタリア人ライダーにとってはムジェロのプレッシャーは大きいんですよ。本当に誇らしいですし嬉しいですね。プレッシャーというのは扱いが難しくて、普通は悪いほうにいってしまうんですよ。こういう形で作業を続けたいですね。」