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★ドルナ スペインの最高裁から1720万ユーロの罰金刑を受ける

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数日前のニュースですがドルナに大規模な罰金刑が課されました。世界中でMotoGPの人気は高まっているようなのでドルナも儲かっていると思いますが、利益隠しの為と思われる株式売却の操作についてスペインの最高裁から罰金の支払いを要求されているとのこと。ドルナはこれを不服としているようですが、最高裁の判決の後に争う手段があるんでしょうか?
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ドルナのCEOであるカルメロ・エスペレーター、CFOのエンリケ・アルダマは、スペインの最高裁判所から2003年の株式売却の操作について数百万ユーロの罰金刑を課されている。裁判所はドルナが所得税の支払いをために株式を別の子会社に仮想売却しており、さらにこの子会社もエスペレーターとアルダマによって所有されているという事を突き止めた。

ドルナはこれはレバレッジド・リキャピタリゼーション (※借入れによる資本再構成)だと釈明し、配当の支払いの為の借金の引き受けというビシネスとしての通常の動きだとした。しかし裁判所はこの訴えを棄却。配当の支払いを隠すための動きだとした。また裁判所は、配当の支払いを隠すという動きが手の混んだものではなかったとして、下級裁判所での判決からは罰金を軽減している。

 
しかし罰金額が8桁となる事から、企業にとっては大きな痛手だ。ドルナ単体では1720万ユーロ(※約21億5000万)の罰金となり、エスペレーターは390万ユーロ(※約4億8750万)、アルダマは270万ユーロ(※約3億3750万)が課されている。判決後のドルナからの声明によると、ドルナはこれを不服として裁判で争う見通し。
 

ドルナプレスリリース

「裁判所の判決には最大の敬意を示しますが、ドルナは2003年、2004年の取引は税法の観点からもレバレッジド・リキャピタリゼーションと考えていますので、最古裁判所の決定に不服を唱えます。この種の資金の流れは、近隣諸国で考えても会社法の観点からも正式なものです。最高裁の判事の中にはこの内容に反対の判事もいました。ドルナはこの判決内容に関して、手を打つ方向で解決策を探していきます。」
 
By Simon Patterson