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★カタールテスト3日目 アレイシ・エスパロガロ「レースで挽回したい」

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転倒を繰り返しながらも走ることが出来ているのが幸いと言えるアレイシ・エスパロガロ選手。3日間を通じてチームメイトのビニャーレス選手の後塵を拝する結果となりました。フレームに関してはスズキは2016年型で行くようで、ビニャーレス選手は旧型を気に入っていただけに残念なところ。シームレスギアボックスについては開幕までに間に合いそうな進み具合のようです。

★カタールテスト3日目 アレイシ「レースで挽回したい」

プレシーズンでの8回の転倒を経験しながらも、アレイシ・エスパロガロはカタール最終日に調子を上げている。スズキの新型シャーシにポジティブな感触を得た後に、アレイシはターン3フルスロットルを当てながら転倒した。3日間を総合15位で終え、彼自身のポテンシャルを発揮したとは言えない結果ながらも、ヴァレンシア、フィリップアイランド、カタールでの転倒は開幕戦の準備でもあると語る。

アレイシ・エスパロガロ

「また大きな転倒をしてしまいました。ターン3でフルスロットルだったんですがフロントが滑ってしまいました。プレシーズンでは8回の転倒です。最悪のプレシーズンだと言えます。ただ今日は2016年型のバイクで作業を始めた時に最初から良いフィーリングを得ましたので、嬉しい気持ちはあるんです。2015年型にハードタイヤを履いて走った時は、この週で一番速いタイムでした。リヤにソフトタイヤを履いてグリップは素晴らしかったんですが2周目に転倒し、そのせいでタイムアップが出来ませんでした。もっと良い順位が獲得出来たはずなのに残念です。すぐ戻ってきてレースで挽回したいと思っています。転倒は完全にフルスロットルで徐々にフロントが逃げていったんです。多分フロントの荷重が足りなかったんでしょう。でもあのコーナーでフロントに荷重を載せるのは難しいんですよね。加速している状態でブレーキはかけていませんから。プレシーズンを通じてフロントのグリップは良くありません。ここから学んでレースで改善をしたいと思います。」


両スズキライダーは2015年と2016年のフレームを交互に試した。ビニャーレスは木曜に2015年型のほうが良いと話していたが、スズキはその後2016年型シャーシで今年を戦うということを決定したようだ。


「自分もビニャーレスも2016年型のバイクで戦います。2015年型と大きな違いはないんですよ。ただ自分の場合はこちらのほうがフロントに荷重を載せることが出来ます。こちらのほうが走っていて安全だと思います。ただテストではほとんど2015年型を使用していましたので、これから作業がまだまだ必要です。結局2016年型は2回しか使用していないんですよ。でもすぐに速く走れたので、これからこちらのバイクで作業を続けることが重要でしょう。」


エスパロガロはフルシームレスギアボックスでの作業も続け、エンジニア達はシフトチェンジをスムーズにソフトにする方法を見つけたようだ。最後にエスパロガロは36番のソフトなミシュランのフロントタイヤについて説明した。


「ギアボックスの作業は続けていて少し違う手法を試してみました。昨日はかなりアグレッシブだったので、シフトチェンジをスムーズにソフトにする方向です。これは上手くいって性能には満足しています。エンジンの全体的なフィーリングはかなり良くなっています。エアロダイナミクスに関してはもう少し作業が必要です。マーヴェリックに比べると自分のトップスピードはあまりにも遅いんですよ。つまりパワーは出ているけどエアロダイナミクスの改善が必要ということです。36番は自分にとってベストのなタイヤですね。全体的なフィーリングは34番に似ていますが、少し異なります。妙なフィーリングは全くなくて、レースでも36番を使えると良いですね。」


by Neil Morrison

www.crash.net