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★ニンジャH2(Ninja H2)に関する妄想あれこれ

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衝撃の登場からしばらく時間が空きましたが、ニンジャH2(Ninja H2)に関する詳細な技術情報は、まだまだ出てこないようですね。(管理人が確認する限り。。)カワサキファンからすると、ニンジャH2(Ninja H2)の詳細写真を眺めているだけで、ご飯3杯は軽くいけると思いますが、写真を見る限り推測出来る事に関して、勝手に妄想したいと思います。

 

スーパーチャージャーについて

通常はラムエアインテークからエアクリーナーボックスに新気が導入されるわけですが、スーパーチャージャー付きのニンジャH2(Ninja H2)は、車体左側からの写真に特徴的なスーパーチャージャへと伸びる管が確認出来ます。

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 通常はラムエア→エアクリという空気の流れですが、こいつの場合はどうなんでしょうね。ラムエア→エアクリ→スーパーチャージャーなのか、ラムエア→スーパーチャージャー→エアクリなのか、この管の行き先がどこなのかがイマイチ良く見える写真がないです。。

(※追記 と思っていたら、思いっきり公式PV第十段にありましたね。)

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公式PVで確認したところ、ラムエア→スーパーチャージャー→エアクリが正解のようです。ということは、雨とか砂とか虫とか大丈夫なんでしょうかね。

 

空気を圧縮してというと空気を圧縮するための圧縮機をクランクシャフトなどの動力を一部取り出して駆動させる機械式のもの(スーパーチャージャー)と、排気の排圧を利用して圧縮機を駆動させるターボ式(ターボ)とにざっくり別れるみたいですが、いずれも排気量以上にエンジンに吸気させて燃焼に必要な燃料を投入するわけですので、一般的に自然吸気エンジンに比べて燃費は悪化すると言われています。

 

また、スーパーチャージャーの場合は過給器を駆動させるためにエンジン出力の一部を使用しているわけですので、本来は捨てている余分なエネルギーである排圧を駆動の動力とするターボに比べて、アクセル全開域での抵抗が多く燃費が悪いとも言われています。こうした圧縮機の駆動方式の違いから、スーパーチャージャーは低回転域から中回転域で、ターボは中回転域から高回転域での効率に優れるとされています。

海外では隼やZX-14Rにターボを付ける改造がポピュラーですが、(それも恐ろしい話ですが。。)今回のニンジャH2がターボではなく、スーパーチャージャーを採用したのも理由があるはずでしょうし、そういった技術面での裏側の話が早く知りたいですね。

 

スイングアームピボットについて

写真が公開された一番最初の記事でも書きましたが、どうも写真で見る限り、ニンジャH2(Ninja H2)にはスイングアームピボットを取り付けるフレーム/プレートのようなものが存在しないんですよね。

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パイプフレームは完全にスイングアームを避ける造形ですし、スペース的にピボットを支えるプレートが収まるとも思えません。クラッチレリーズの位置からしても、フレーム側にスイングアームピボットを持たず、クランクケースにスイングアームピボットがあるタイプなんじゃないかと管理人は予想しています。

 

これはトレリス構造のフレームを採用するDucatiの昔からの手法です。

並列2気筒エンジンを90度のL型で組み合わせたDucatiのエンジン(45度で組み合わせたハーレーのVツインに対して、Lツインとも言われます。ちなみにKTMは75度)は、エンジンの横幅が狭いために車体幅を狭く抑える事が出来るものの、エンジン前後長が長いため理想の長さを確保したスイングアームをそのままマウントするとホイールベースがそのまま長くなってしまいます。(ホイールベースが長くなると、直進安定性は高まりますが旋回性は下がります。アメリカンなどを想像するとわかりやすいかと。)

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それを避けるための意味も含めてDucatiのバイクはスイングアームピボットをフレームに持たず、エンジンのクランクケースにスイングアームを直接マウントする手法を取っています。こうすることでホイールベースは適切な長さを保ちつつもスイングアームも長くすることが出来るということのようです。日本車でもいくつかスイングアームピボットレス構造を採用しているバイクはありますが、検索するとCBR954RRとかが有名のようですね。

 

シートレールはモノコック構造?

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これもまた推測の域を出ませんが、シートに繋がるフレームのアップ写真を見るとボルトマウントであることがわかります。また、どう考えても支持フレームのようなものがメインフレームから繋がるようなボルト穴類は他に確認出来ないので、シートカウル自体がフレームを持たないモノコック構造なんじゃないかなと。コレ自体はBMWのHP2とかもドライカーボンのモノコック構造のシートカウルを採用していますので特段驚くようなことではないですが、今の時代に日本車でこのような作りのバイクが出てきたということがワクワクしますね。

 

コックピット周り

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最後はコックピット周りです。まず目につくのがメーター。ショーモデルだからなのか表示が全て電子式だからなのか、回転数は読み取れません。フロントフォークはBPFと言われるビッグピストンタイプ。メーカーの色に合わせて色がちゃんとグリーンなのがいいですね。あとはオーリンズのステダンが標準装備なのと、モードセレクターも確認できます。

それにしても、こういう妄想をしている時も楽しいですね。

(asphalt and rubber)

(http://www.ducati.ms/)