気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★KTM ミカ・カリオ「RC16のエンジンは本当にパワフル」

Sponsored Link

KTMのV4エンジンは270馬力はあると海外での噂ですが、馬力がどれだけあってもホイールスピンやスライドを抑えて路面に効率的に伝え、ウイリーを抑えない事には本当の速さには繋がりません。またパワーが強烈であるという事はタイヤの消費も大きくなるということですのでエレクトロニクス周りの設定も複雑を極めそうですが、いずれにしても楽しみな話題ですね。 f:id:teletele916:20160818092253p:plain KTMのテストライダーであるミカ・カリオは、KTMが開発している2017年のMotoGP用パッケージにおいて最も強力なのはエンジンだと考えている。DucatiのMotoGPライダーでありMoto2レーサーであった彼は、KTMの第一テストライダーとして昨年の終わりからRC16をテストしてきた。彼はマシンを来年にブラッドリー・スミスとポル・エスパロガロに託す前に、シーズン終了のヴァレンシアにおいてワイルドカードでの参戦を予定している。KTMは7月に行われたレッドブル・リンクのテストにおいてカリオがトップから2秒以下だった事を強調しており、彼自身もV4エンジンが強力であると感じている。

ミカ・カリオ

「自分達のパッケージでずっと素晴らしい部分だと話しているのはエンジンです。本当にパワフルなんです。乗りやすいしパワーデリバリーも良いです。良いレベルにあると思います。初めてバイクを試した時に即座にベースがあると感じました。そしてやはりベースはよくてラップタイムはどんどん良くなっています。もちろん、テストの中で向上していかなければならない事は沢山あります。徐々に良いバイクを作ってきました。数週間前にようやく自分達が正しい方向にいて、高いレベルにいる事を示す事が出来ました。」


エンジンは完全な新設計であるが、チーフデザイナーのカート・トリープは2005年に犯したミスから学んだと語る。この時KTMは990ccのエンジンでケニー・ロバーツチームとシーズン中盤まで関わった。このマシンはKTMの特徴でもあるチューブラースチールフレームのバイクであるが、MotoGPにおいてこれを最後に採用したのはDucatiで2008年以来Ducatiはアルミニウムシャーシを使用している。KTMは今後新たなスペックのバイクで4つのテストを予定している。カリオによると良い点を伸ばすことのほうが、弱点の改善よりも優先度が高いという。

ミカ・カリオ

「すべての部分で改善が必要です。本当に弱点と言える点はないんです。でもあらゆる部分で改善が必要です。コーナーの中でのフィーリングを少し改善する必要があります。あとはコーナーの出口に関してもそうですね。ただこれはノーマルだと思います。このプロジェクトは未だに新しいものですし、少しづつパッケージがあるべき姿に近づいています。」

www.autosport.com