★ホルヘ・ロレンゾ 2016年から3年契約でSharkヘルメットを使用することを発表
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年が変わってまず一発目の良いニュースですね。ロレンゾ選手が2輪最高峰レースのMotoGPという舞台で、なぜ実績も無いHJCを使用しているのかというのは大いなる疑問でしたが、Sharkであれば色々と機能的な問題も起きないのではないでしょうか。昨年は特に開幕のカタールを逃していなければ全く別の展開になったシーズンでしたので、今シーズンのヘルメット問題はひとまず安心というところでしょうか。日本人としてはAraiかSHOEIを使用して欲しいところですが。。
ロレンゾの2015年のヘルメット問題は、遂に使用ヘルメットのブランド変更という形になった。ロレンゾは本日向こう3年間についてフランスのヘルメットメーカーであるSharkと契約を結んだ事を発表した。SharkはMotoGPやWSBKでは長い歴史があるブランドで、オリビエ・ジャック、カール・フォガティ、ランディ・ド・プニエ、トロイ・コーサーなどのトップライダーをサポートしてきた。最近ではアレイシ・エスパロガロ、ヨアン・ザルコ、ロイス兄弟、トム・サイクス、シルヴァン・ギュントーリ、スコット・レディング、ミゲル・オリベイラなどをサポートしている。Sharkはモーターサイクルレーシングの世界で確たる名前と品質を確率しているブランドだ。
韓国のヘルメットメーカーであるHJCは彼が過去3年間使用してきたブランドで、ロレンゾはHJCと契約を延長することも出来たわけだ。しかしロレンゾはHJCの使用を通して2015年シーズン様々な問題に苦しみ、これが彼自身の決断を再考させることになったようだ。カタールではヘルメットライナーが緩んだことによる視界不良でトップグループから脱落、シルバーストーンではブレスディフレクター(※呼気が直接シールドに向かうのを防ぐことで曇りを防ぐパーツ)を取り付けなかったことで雨のレースでシールドの曇りによる視界不良に苦しんだ。なお、彼がヘルメットの曇りに悩まされたのは今回が初めてではない。彼自身のブレスディフレクターを付けないほうが良いという判断が状況を悪化させたのは間違いないが。。
プレスリリースの中でロレンゾは、HJCとりわけホン ファミリーへの過去3年間の感謝を述べている。ロレンゾはSharkによって提示された新しいプロジェクトに携わるというこれからの3年間に魅力を感じているとも述べている。スペイン語によるロレンゾとShark CEOのパトリック・フランコイスのリリースはMotociclismoのウェブサイトで、英語版はCrash.netで見ることが出来る。
By David Emmet
ホルヘ・ロレンゾ
「これからのシーズンをMotoGPでも長い歴史を持つ素晴らしいブランドであるSharkと共に迎える事が出来るのを嬉しく思います。これは自分にとっても最もエキサイティングなチャレンジです。共に素晴らしいチームを作ります。彼らが自分に置いてくれている全幅の信頼に素晴らしい成功という結果で応えたいと考えています。」
Shark CEO パトリック・フランコイス
「ホルヘ・ロレンゾが次のシーズンのMotoGPから、Sharkレーシングチームの一員となってくれること、我々のブランドに置いてくれている信頼を誇りに思います。我々のブランドにとって、ここまでレベルが高く経験豊富なライダーと一緒に仕事が出来る事は本当に素晴らしい機会です。彼のスキルと一緒であれば我々のブランドの技術の限界まで突き詰めて行くことが出来ると思います。ホルヘは我々のモーターサイクル用品の中におけるリーダー的ポジションによる全てのノウハウ、知識を使うことで、全てのレースで彼をサポートする事、彼の期待を満たす事が出来ると分かってくれています。我々は自分たちの製品の品質が彼を満足させるものだと自信を持っていますし、このパートナーシップが来たるシーズンでの目覚ましい勝利に我々を導いてくれると確信しています。