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★Ducati ジジ・ダッリーニャ「エアロダイナミクスが次の技術的争点になる」

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確かに昨年はDucatiと言えば羽根という印象が強烈に残っています。特にシーズン後半からの4枚羽根の外観は異様な迫力がありました。ウイングレットの目的はブレーキング時のフロント周りの安定性かと思っていたんですが、加速時のウイリー防止なんですね。という事はむしろRC213Vにこそ必要な部品なのでは。。

★Ducati ジジ・ダッリーニャ「エアロダイナミクスが次の技術的争点になる」

昨年見られたカウル上のウイングレットの急増というエアロダイナミクスという分野は、MotoGPの世界で次なる技術的焦点になるだろうとDucatiのジェネラル・マネージャーのジジ・ダッリーニャは語る。2015年シーズン中にフロントカウルにウイングレットを取り付けるという動きをリードしたのはDucatiで、ヤマハがシーズン後半にこの流れに追随した。

Ducatiウイングレットが最初に登場したのはロサイルのプレシーズンテストで、その後7月のザクセンリンクで延長され、10月の茂木の練習走行でさらに2本のウイングレットが追加された。ヤマハが始めてウイングレットを導入したのは9月のミサノとなる。

ジジ・ダッリーニャ

「エアロダイナミクスというのはモーターサイクルレーシングの世界で今までは重視していなかった部分です。私はこの分野に注目したいと考えてますし、昨年我々が遂げた進歩については非常に満足しています。」

ウイングレットの主な目的は、バイクのフロントホイールにかかるダウンフォースを増やし、加速時にウイリーを最小化することにある。ダッリーニャはMotoGPにおけるウイングレットへの注目が高まっても、ウイングレットの極端な拡大化、数の増加ではなく、軽微な調整になると考えている。 

 

「我々はエアロダイナミクスの最終調整という段階にいると考えています。ですからこれ以上ウイングレットの数を増やすことはないと思います。レーストラックによって調整したり、細かい部分で改善出来る点を見つける事が出来るかもしれませんが。」

なお、MotoGPは2016年のテクニカルレギュレーションとして、フェアリングに装着するウイングレットの先端は安全上の理由から最少半径2.5mmとする。という内容を明らかにしている。

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