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★MotoGP2016 ホルヘ・ロレンゾ 2017年、2018年の2年契約でDucatiに移籍

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ロレンゾ選手のDucati移籍が正式に発表されました!契約は2017年と2018年の2年間となります。かねてから予想されていた事とは言え意外と早いタイミングでの発表となりました。プレスカンファレンスではロレンゾ選手の移籍に話題が集中するかと思いますが、シーズンも途中ですのであまり突っ込んだ移籍の理由などはロレンゾ選手の口からは発表されないと思われます。今日から色々と移籍の理由に関する推測記事が出てくるでしょうが、ロレンゾ選手のファンとしてはまずはロレンゾ選手の新たな挑戦を応援したいと思います。

★MotoGP2016 ホルヘ・ロレンゾ 2017年、2018年の2年契約でDucatiに移籍

最高峰クラスで常にヤマハと過ごしてきたホルヘ・ロレンゾは、2017年にDucatiに移籍することになる。2016年4月18日月曜日、Ducatiはホルヘ・ロレンゾが2017年と2018年の2年間の契約でDucat デスモセディチGPで走行する事になったと正式に発表した。ロレンゾはヤマハと9年間を過ごし3つのワールドタイトルをヤマハで獲得しているが、これはロレンゾにとってもロッシ、ローソン、ストーナー、ジャコモ・アゴスティーニなど、最高峰クラスで異なる2つのメーカーで世界タイトルを獲得したライダーと同様の大きなステップとなる。

2008年にロレンゾは最高峰クラスにステップアップして、すぐさまにポールポジションと2位をデビューレースで記録。そのシーズンは7回の大きな転倒があったが、ヤマハとのパートナーシップは特別なものになるものだった。彼はルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、翌年移行にタイトル確保の可能性があるライダーと考えられた。2010年にロレンゾはブレイクスルーを遂げてシーズンで6勝、2位以下で終えたレースは無かった。(※原文が間違っていますので訂正。2010年はシーズン9勝し、2位を5回、3位を3回獲得しています。)この素晴らしいコンスタントさは彼のトレードマークとなり、383ポイントという驚異的な獲得ポイントでタイトルを獲得。それ移行、チャンピオンシップでこれ以上のポイントが獲得されたことはなく、これはロレンゾとDucatiが破りたいと思っている記録でもあろう。


2011年はロレンゾにとっては辛いシーズンとなり、指の怪我によって彼は最後の3戦を棄権した。しかしこの欠場にも関わらずロレンゾはヤマハでチャンピオンシップ総合2位を獲得している。翌2012年にロレンゾはダニ・ペドロサとケイシー・ストーナーを破って、2度目となる最高峰クラスのチャンピオンシップ優勝を遂げた。彼はシーズンで5度の優勝を遂げ、2010年と同様に2位以下でレースを終えたことは無かった。(※原文が間違っていますので訂正。シーズン6勝、2位を10回獲得しています。)ロレンゾはそれまでにレースの仕方を変え、序盤から一気に最後まで逃げきる彼の走りは、他のライダーのレースの仕方を変えさせた。


ロレンゾは2013年は8勝を遂げるが、この年はレプソルホンダの強烈なライダーマルク・マルケスとの激しいタイトル争いとなった。2人のタイトル争いは最終戦までもつれ込み、ロレンゾは出来る限りの走りをしたものの僅か4ポイントでチャンピオンシップ優勝を逃している。2014年はまたロレンゾにとって厳しい年となり、開幕からの不運が重なり彼はタイトルを逃してしまった。この年は僅かに2勝という形で終わったロレンゾだが、それでも彼はチャンピオンシップを3位で終えている。


2015年はホルヘ・ロレンゾとヴァレンティーノ・ロッシのライバル関係が再燃し、2人はシーズンを通してタイトル獲得を争った。シーズン序盤にロレンゾは苦戦したものの、タイトル争いは再び最終戦ヴァレンシアまでもつれ込んだ。お家芸とも言えるミスのない走りでロレンゾはシーズン7勝を遂げ、自身3度目となるMotoGPクラスでの優勝を遂げた。2016年の第3戦を終えた時点で、ロレンゾとヤマハが達成した表彰台の数は99。ロレンゾが最高峰クラスでほぼずっと使用してきたゼッケンと同じ数だ。第4戦目ヘレスの開始と共に、ロレンゾとDucatiは2017年と2018年に共に新たな戦いを始めると公表した。ロレンゾの250ccアプリリア時代のタイトル獲得に深く関わったジジ・ダッリーニャは、ロレンゾと再びタッグを組むことになる。


Ducatiはケイシー・ストーナーがタイトルを獲得して以来初めてとなるタイトルの獲得をロレンゾに期待しており、レースにおいて常に優勝圏内の走りをする事を期待している。ダッリーニャがDucatiに加入して以来Ducatiは日増しに強さを増しており、トップ5位での走行に苦戦していたバイクから表彰台をコンスタントに狙えるバイクに変わっている。MotoGPクラスでヤマハのM1以外のバイクに乗ったことが無いロレンゾにとってDucatiとの冒険は新たな挑戦となるが、ロレンゾの圧倒的な才能、若返りを果たしたDucatiとの組み合わせは約束された組み合わせのように思える。

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