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★ケヴィン・シュワンツ 2015年のMotoGPを振り返って

MotoGP2015 ヴァレンシアGP

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ケヴィン・シュワンツ御大がロッシ選手、マルケス選手のゴタゴタなどについて語っております。ロッシ選手にもレースの後に「来年頑張れよ。」と個人的にメールを送っているようですね。

★ケヴィン・シュワンツ 2015年のMotoGPを振り返って

1993年のワールドチャンピオンであるケヴィン・シュワンツは2015年のMotoGPにおける最後の3戦について彼なりの意見を述べた。シュワンツは、ロッシは最終戦ヴァレンシアでライバルのロレンゾ、マルケス、ペドロサについて行けるだけのペースが無かったと考えている。つまり、ロッシの主張していたグリッド最後尾スタートのペナルティが無かったとしても、この結果は覆らなかっただろうという事だ。

ケヴィン・シュワンツ

「ロッシはシーズンの終わりにトラブルに見舞われていたね。ペナルティが無かったとしても予選のミスでトップ3人について行けるペースがあったとは思えないね。ニッキーと2006年にタイトル争いをしていた時だって、ロッシはヴァレンシアで苦戦していたからね。彼は最後尾スタートから4位まで上がるのに良い仕事をしたと思う。ただ、彼がその位置まできた時には3位とは11秒差という状態だった。それにあれだけ前の車両を抜いてきたわけだから、トップ3人よりもタイヤを消費してしまっていただろうね。あんな抜き方を前半にして、後半にトップ3人と戦うというのは不可能だと思うよ。」

 

シュワンツはまた、ロッシが語るマルケスがロレンゾのタイトル獲得を手助けしたという説には疑問を唱える。しかし、両者のマレーシアでの行動は間違っているとも語る。

 

「オーストラリア戦を例に取ると、あれは確かに年間で最高のパフォーマンスだった。ロッシは「マルケスが自分をあの位置にとどまらせる為に自分に絡んだ。」と語るけど、確かに可能性としてそういう言い方は出来る。そしてロッシはマルケスの最終ラップのペースを例に出すわけだけど、それがロッシが語る説の理由とはならないと思うね。ただ、マルケスが語るとおり、マルケスはタイヤを冷やす必要があったんだと思う。」

 

「私とウェインが戦っていた当時は、最終ラップに最速タイムをよく出したものさ。燃料も軽くなって、そこまでタイヤをずっと温存してきたのならそういう事が可能だったけど、今やそんな必要はないだろ?最終ラップになってタイムを伸ばそうと思えばある程度タイムは伸びるものだし、それに今の時代、多少のグリップが無くなったところで、そんなものクソほども変わるもんじゃない。電子制御があるわけだから、スピンコントロールがライダーを救ってくれるんだよ!

 

「恐らくロッシはマルケスが他のライダーとバトルする場合と、自分とバトルする場合とで違いを感じるんだろうね。彼が何を考えているのかは彼にしかわからないけど、私が見る限り、ロッシにオーストラリア戦以降文句をいう理由は無いと思う。あのレースの後に思ったのは、マルケスのチームが彼を座らせて、あの最終ラップを何度も何度も彼に見させるといいなということなんだ。マルケスはレース前半に常に1コーナーのクリップをミスしていて、恐らくセットアップが間違っていたか、フロントタイヤに問題があったんだろうね。でも最終ラップを見ると彼はスムーズでしっかりと計算して走っており、バイクは安定していたし、あれがレースの中での最速ラップだった。だから、彼のチーム、マネージャーは「マルク見てみろ。最終ラップは非常に速いタイムだけどリスクは低い走りだろ。」と言うべきなんだよ。彼は2度のチャンピオンではあるけど、それでもフィリップアイランドの最終ラップからは多くを学ぶことが出来るはずだ。」

 

シュワンツによると、ロッシとマルケスは両者ともマレーシアでは一線を超えたということで、それはレース前から始まっていたと言う。

 

「まずロッシが木曜のプレスカンファレンスでマルケスのオーストラリアでの走りを責めた。これはマルケスにとっては「よし、だったら本当に今週末お前を打ちのめしてやるぞ、この野郎。」という完璧な理由を与えただろう。ロッシは後になってあれは間違いだったと認めているね。であるからして、彼ら(レースディレクション)がロッシにペナルティを与えたわけだ。ただマルケスも完全に無罪というわけじゃない。ブレーキレバーをさらけ出したまま(※ロッシに向かって)ターンインを2回も行うなんてのは自殺行為だよ。ふっ飛ばしてくれと言っているようなもんだ。あれがどういう理由で起きたかはわからないし、ロッシが故意にやったとも思わない。ただ結局それはどうでもいいことだ。結局マルケスは転倒したんだからね。こういった状況の中ではレースディレクションは何か行動を起こさないといけない。3ポイントのペナルティというのは彼らが考えついた最低限のペナルティだったんだろう。ただロッシは既にペナルティを過去にもらっていたために、最後尾グリッドからのスタートとなったわけだ。」


「もしエディー・ローソンとウェイン・レイニーがバトルしていた時代、私がタイトルとは関係ない位置にいたとしたら、最終戦では私は違うライディングをするだろうね。ストレート後のブレーキングで前に出れる明確なチャンスがあるとか、ミスをつくとか以外はそれ以上のリスクは取らないと思うよ。チャンピオンシップの最終戦でチャンピオンシップの結果を決定する要因にはなりたくないからね。マルケスが最終戦2つ前で同じようなことを考えていたかは知るよしも無いが、ペドロサが調子を取り戻した時に関して言えば少しマルケスの動きについて疑いの余地はある。」(※最終戦ヴァレンシアでのこと。)

 

「マルケスはロレンゾにほぼ追いついていたのに、ペドロサが追いついた途端、チームメイトにはアグレッシブにバトルを仕掛けたんだからね。ペドロサはタイトル争いに関係ないライダーだからマルケスもリスクを冒せると考えたのかもしれないという考え方も出来るし、真相はわからない。それにマルケスの最高のペースというのをどうやって判断するのかという問題もある。ただホンダからはライダーに関する不満の声は無く、実際にマルケスもチェッカーが振られるまでロレンゾを追い回したわけだ。」

 

「私は今回の出来事は良い宣伝になったと思っているんだ。次から次へといろんな話が出てくるだろう。ニュース、意見、色々な視点など。これはいいことだよ。こんなにこのスポーツに関心が集まったことは今まで無かったね! ただ、いい加減に過去の事にすべきだろう。私はヴァレンシアの後にロッシにメッセージを送ったんだ。「ホンダや上位2人が転倒しない限り、あれは君が出来る最高のレースだった。前に進めよ。来年打ち負かせばいいじゃないか。」ってね。これが私の今の気持ちだね。終わったことは終わったこと。2016年の事を話そうじゃないか。

By: David Malsher

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