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★ヘレステスト ジャック・ミラー「良いペースで走行出来た。」

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新エンジンはともかく、ミラー選手が今回試しているフレームはシーズン中にバルセロナでペドロサ選手がダメ出しをしていたものですので、今後このフレームの開発が進んでいくかどうかというのは大きな疑問として残ります。このシャーシでクラッチロー選手も良い結果を出していますし、ファクトリーチームで使うフレームは別として、サテライトチーム向けにフレームの開発を行う余力や予算がHRCにあるのか無いのか。。また、このシャーシとマルケス選手が使用しているシャーシが同じなのか、似たタイプなのか?なども考えだすとキリがないですね。 f:id:teletele916:20161127071312p:plain (Photo courtesy of michelin)

木曜の午後のレースシミュレーションは、ジャックミラーにエンジンの性能向上を確信させるものであった。ミラーはホンダの新しいビッグバンスタイルのエンジンを確認するためにスペインでテストを行った。このエンジンは以前のスクリーマーエンジンと大きくサウンドが異なるものだった。


ミラーは木曜日に14番手タイムを記録。彼のヘレスでの2日目となるテストは、トップタイムを記録したジョナサン・レイから1.5秒遅れとなるものだった。コンスタントに容易にラップを重ねる事が出来た事に、ミラーは「凄く嬉しい」と語り、「来年は可能な限り攻めていきたい」と述べた。


ジャック・ミラー

「ラップタイムを出そうとは思っていませんでした。最後にレースシミュレーションに集中して、素晴らしい走行が出来ました。途中でちょっとした転倒がありましたが、ターン2で少しプッシュしすぎましたね。ピットに戻って新しいハンドルバーとフットペグを付けて、レースシミュレーションを終えました。それまでは1:40秒台で走行していて、非常に良いペースだと思います。一気に全てを終えてしまおうと思っていたんですけど、一旦ピットに戻ってウォーマーをかけると、このタイヤのグリップは少し落ちてしまうんですよ。その後は最後の3周まで1:41秒台でした。最後の3周は全て1:42.0でした。ですからテストの内容に関しては本当に満足しています。新しいクルーチームのラモンと仕事が出来たのも良かったですね。」


2日間のテストで、ミラーは新しいHRCのシャーシを使用。これはクラッチローがシルバーストーンから最終ラウンドまで乗って良い結果を出していたものだ。このシャーシは優れたフロントエンドのフィーリングを与え、これがまたミラーにポジティブな印象を与えている。フロントエンドのフィーリング不足がミラーの最高峰クラスの最初の2年に影響を与え、ミラーの転倒数の多さに繋がっていた。ミラーは2015年に18回転倒、2016年は25回の転倒を経験している。今回のバレンシアとヘレスでのテストは、Moto3でランキング2位を獲得した彼に自信を再び与えたようだ。


「お話したように、バイクの感触が良くなっただけなんです。乗れば乗るほどにどんどん良い感触なっていくんです。特にシャーシに関しては申し少し開発が進んで欲しいですね。ターン4であるとか高速コーナーにおいては特に自信を持って走れる感じですね。過去数年はフロントエンドの自信をかなり失っていましたからね。ですからこれは自信を取り戻させてくれますね。もちろんマッピングだとかエレクトロニクスの向上は必要です。でも全体的に良くなっています。」

「新しいエンジンではギアボックスに関して作業が必要ですけど、今日はその部分に関して作業を行いました。ただ、ここではバイクが1台しかないので、そのせいでかなり出来る事が制限されてしまいます。ですから午前中にこのテストを行いました。ただ、全体的に非常に良いテストでした。天候も良かったですね。今回はミシュランが持ってきたソフトなテストタイヤは使用しませんでした。多分他のライダー達は使用していたと思いますけど、自分達は彼らがレース用に持ち込むものを使用していました。そしてそれらのタイヤで良い形で作業が出来ましたよ。」

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