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★MotoGP2016ミシュラン ブルノGPプレビュー

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ブルノ・サーキットは、ストレート、高速、低速コーナー、高低差などがあることから、Ducatiにとっては本当の実力が明らかになるサーキットと言われていますが、タイヤにとっても色々と試されるサーキットと言われています。それでは、今週末のブルノGPのミシュランプレビューをご紹介します。 f:id:teletele916:20160820064045p:plain ミシュランはオーストリアからチェコ共和国へと向かい、MotoGPパドックも第11戦のブルノGPへと向かいます。新しいサーキットであるオーストリアのシュピールベルクから、歴史上、接近戦やエキサイティングなレースが展開されてきたサーキットへと向かいます。ブルノはロングストレート、高速、低速コーナー、高低差の激しさ、ダウンヒルブレーキングセクションなどが特徴で、タイヤへの攻撃性が中レベルのサーキットであるため、ライダー、マシン、タイヤにとってテストと言える場所です。

f:id:teletele916:20160820064111p:plain こうした複合的な事情から、ミシュランはブレーキングでの安定性、コーナーからの加速で必要なグリップなどのストレスに耐えられるタイヤを供給します。6つの左コーナーに8つの右コーナーというレイアウトは、ここ数戦のMotoGPの舞台と比較してシンメトリックと言えるデザインですが、右コーナーの数が多い事、そしてこれらのコーナーでのスピードが高いことから、ミシュランはアシンメトリックリアタイヤを 投入します。そのコンパウンドはいずれも右側にハードなコンパウンドを採用しています。

f:id:teletele916:20160813140745j:plain 技術的な要求に応え、全てのライダーとマシンに全てのコンディションで機能するタイヤを提供するため、ミシュランは数多くの種類のタイヤを持っています。フロントタイヤは3種類で、ソフト(ホワイトライン)、ミディアム(ライン無し)、ハード(イエローライン)が使用可能となります。リアはトラクションを増やす事を目標に開発され、バルセロナテストで初めて使用された新しい2種類のタイヤが組み合わされます。これはソフト(ホワイトライン)、ミディアム(ライン無し)のミシュランパワースリックです。また全種類のミシュランパワーレイン、パワーインターも準備されます。

f:id:teletele916:20160820064254p:plain ブルノ・サーキットはマサリクサーキットとも呼ばれ(※建国の父 トマーシュ・マサリクにちなんで)ブルノの中心地から20kmほど離れたKyvalkaにありまう。またブルノの首都プラハからは200kmほど離れた場所に位置します。近隣諸国であるハンガリー、スロヴェキア、ポーランドに近く、丘陵地帯に位置するこの美しいサーキットは、シーズン中で最も多くの観客動員数を誇る事で有名です。

f:id:teletele916:20160820064606p:plain 現在の5,403mのブルノ・サーキットは1987年に建設され、1930年代のロードレーシングの始まりから1986年までイベントが開催されていた公道サーキットの近くに位置しています。ミシュランとライダー達は19日の金曜日から最初の練習走行を開始。翌土曜日の朝にさらなる練習走行が行われ、土曜の午後には日曜の22周のレースのスターティンググリッドを決定する予選が開催されます。決勝レースは21日の日曜日、現地時間14:00から開始となります。

ピエロ・タラマッソ

「ブルノはタイヤにとっては大きなテストです。あらゆる種類のコーナーがあり、中程度の攻撃性の路面で、高低差がある中での方向転換があります。トラックの高低差は70mほどありますので、タイヤはこうしたストレスに耐えられなければいけません。フロントタイヤはブレーキングで非常に安定している必要があり、リアはコーナーからの加速のために高いレベルのグリップを持っている必要があります。昨年ここでテストを行いましたが、雨が降っていましたのであまり貴重なデータは得られていないんです。とは言え、今シーズンはタイヤをかなり開発しながらここまできて今までの10戦で得たデータがあります。ここでテストを行った時にはドライでのテストが出来ていないとはいえ、このサーキットに最適なタイヤを供給する事が出来ると思います。ブルノでのレースはいつも特別です。多くのお客さんが訪れますが、天候に関してはいつも予想が難しいです。最近のレースとは異なり、今週がドライで暖か週末となってくれることを望むだけですね。」


出典元:ミシュランタイヤ