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★MotoGP2016 ペドロサ「自分のバイクにウイングレットが付いていなくて良かった。」

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自身も何度も他のライダーにぶつけられた事が原因でリタイアをしているペドロサ選手ですので、どれだけそれが悔しいかは本当に理解していることでしょう。転倒の後もまずはドヴィヅィオーソ選手の無事を確認し、リタイアした後もすぐさまDucatiのピットに向かって謝罪を行うあたりに性格の良さ、素晴らしいスポーツマンシップがにじみ出ています。またペドロサ選手が指摘するように、ウイングレットが付いていたとすると非常に危険であったでしょうね。

★MotoGP2016 ペドロサ「自分のバイクにウイングレットが付いていなくて良かった。」

7位以上で完走することは難しいと思われた週末の後、ダニ・ペドロサはオースティンで表彰台争いを展開していた。しかし彼はターン1でブレーキングをミス。転倒した彼のバイクはDucatiのアンドレア・ドヴィヅィオーソをリタイアさせた。彼は転倒後すぐにドヴィヅィオーソに駆け寄り彼の安否を確認。ピットに帰った後もすぐさまにDucatiのピットに謝罪に向かった。

ダニ・ペドロサ

「フロントがロックするのを感じて何とかセーブしたんですが、2回目のロックでバイクのコントロールを失いました。リーンアングルが深かったのかもしれません。でもこのタイヤだとこうなってしまいますね。自分が何をしたかに本当に敏感なタイヤなんですよね。ドヴィには本当に申し訳なく思っています。衝突も激しかったし、誰かのせいでリタイアするっていうのは本当に最悪の気分ですから。。


ドヴィヅィオーソは大きな怪我はないものの、ペドロサはDucatiやヤマハのようなウイングレットが付いていた場合、事態はさらに悪くなったかもしれないと考えている。


自分のバイクに巨大なウイングがついていなくて良かったと思っています。これらのウイングはライダーを傷つける事がありますし、自分はこれをなくそうと活動しているんです。アルゼンチンでイアンノーネのウイングがマルケスの(※テールカウルの上の)カメラを破壊したのが見えたでしょう。これは本当に強烈な衝撃ですよ。アレだけ切れ味が良いのであれば他の何かを切る可能性もあるでしょう。今日、自分のバイクがドヴィに当たった時の衝撃は本当に大きかったですから。今日彼が無事だったのは本当に良かったですし、自分のバイクが彼に怪我をさせなくて良かったですね。バイクはフリープラクティスの時と同じなんです。でもライディングスタイルを少し変えてみました。パワーのかけ方とターニングの仕方を少し変えてみたんです。これで少し強い走りが出来るようになりましたが、完全には上手くいかないですね。でも今週は本当に苦戦していましたけど、今日は2位で完走出来たと思うんです。自分はソフトタイヤを使用していましたから最後まで走ってタイヤの摩耗がどの程度が確認したいと思っていたんです。この7周で多くを学ぶことが出来ました。次のラウンドからこの経験を活かしたいですね。」


チームメイトのマルケスはCOTAを4連勝という圧倒的な形で終え、3戦を終えてチャンピオンシップをリードしている。 ペドロサはアルゼンチンでアンドレア・イアンノーネがドヴィヅィオーソに突っ込んだことで表彰台獲得し、チャンピオンシップでは5位につけている。


「ゼロポイントをこの段階で経験してしまうというのは良くないですね。ただチャンピオンシップには多くのアップダウンがあるものです。バイクとタイヤの状況はレーストラックによって安定しません。ヘレスでは良いレースをしたいと思います。」
By Peter McLaren

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