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★アプリリア MotoGPの復帰は2015年で確定

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噂されていたようにアプリリアは2015年から正式にMotoGPに戻ってくるようです。気になるマシンは新造の部分とRSV-4のパーツとを組み合わせたものになるようですね。

 シームレスギアボックス、ニューマチックバルブを搭載するようですが、今シーズンも残り3ヶ月程度、そこから11月のヴァレンシアの最終戦の後のテストまでに間に合うのか?という感じではありますが、登場してから直ぐに結果を出したRSV-4での実績もありますから期待大ってところでしょうか。気になるのは、WSBKでRSV-4の快進撃を支えたジジ・ダリーニャが今はもうアプリリアにはいないということですね。

 アルベシアーノさんが語っているスーパーバイクのレギュレーションによって参戦時期を早める気になった。というのは、おそらくEVOレギュレーションの事なのかなと。。

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アプリリアが来年にMotoGPに戻ってくるかはここ数週のうちに明らかになる見通しだ。イタリアのノアーレに本拠地を置くアプリリアは、当初2016年にMotoGPに戻ってくると予想されていたが、どうやら1年早まるようだ。

 

ピアジオグループがアプリリアを所有しているわけであるが、昨年のヴァレンシアテストの際に2016年からアプリリアMotoGPに参戦する意向であることを明らかにしている。
Crash.netがアプリリアのレーシングマネージャーであるアルベシアーノ氏に来年の参戦があり得るのかと尋ねた際の返答は「もしかするとね。」ということだった。

 

アプリリアのレーシングマネージャー アルベシアーノ氏

「いくつかの考えによって状況が変わったんですよ。将来的にMotoGPに戻ることは決めていたんですが、ある日『なぜ待っているんだろう?』と自問したわけですよ。早く参戦すれば、より早く競争力を身につけられるわけですからね。1年目は結果には期待せずに実験と競争力を身につけるシーズンと割りきって参戦することが出来ます。一度こういう考えが出来ると、参戦時期を早めるというのも良いなと思えるようになったんですよ。正直なところ、スーパーバイクの新しいレギュレーションがこの決定を後押しした部分はありますね。」

 

「現在はシームレスギアボックスと競合他社が採用している技術を組み合わせて開発を進めています。我々はいわゆるファクトリー2カテゴリーでの参戦となります。」

(ファクトリー参戦ながらオープンクラスのルールが適用される。現在のDucatiや2015年のスズキと同様。※管理人注 オープンクラスはファクトリークラスよりも燃料が多く、ソフトタイヤが使用可、エンジンの構造変更回数、使用可能エンジン数が多く、ファクトリーライダーでテストが可能。ファクトリークラスはオープンクラスに比べて燃料が少なく、シーズン中の使用可能エンジン数が少なく、エンジン開発は禁止など。。)

 

「ですから、我々独自開発のソフトウェアでの参戦となります。新しい車体とフェアリングでの完全な新造バイクとなりますが、100%プロトタイプかと言うとそういうわけでもないんです。MotoGPの基準にはかなり近くなりますが、例えばクランクケースはRSV-4のものになるでしょうしね。ただ1年後には完全に新型のバイクとなります。」

 

「2015年に向けてバイクを作っているわけですから大変ですよ。今シーズンのうちに開発を進めないといけませんし、同時に2016年のバイクの開発を進めないといけませんからね。多くの作業が必要ですし、それが最重要項目になるでしょう。まず最初のシーズンは2015年用のバイクを開発し、シーズンの中盤から2015年バイクの開発をやめて2016年用のマシンに注力するような計画です。」

 

ライダーはマルコ・メランドリとアルヴァロ・バウティスタが噂されている。アルベシアーノ氏はこの噂を認めなかったが、誰がアプリリアを操縦することになるのかという事に関しては「この種の仕事の半分は既に終わっていますよ。」と語った。
by crash.net Neil Morrison